旧グリーンサブの最終はランダムだけ?

以前このブログで、ディスコンとなった6桁ターノグラフと5桁グリーンサブは高騰するかもと書いたが、半分は外れ半分は当たった。ご存じの通り、旧グリーンサブ16610LVは高騰が目覚ましく、特に最初期Y番、F番の台形4にビッグスイスのいわゆるマーク1は100万円をはるかに超える130万円台あたりで販売されている。おそらくはGMT16710のM番ほど希少ではないのだと思われ、最近の急激な高騰で手放す人も多いのか、そこそこ市場には出てきている。私としては希少度「B」みたいな感じ。ちなみに希少度A、いや「S」ランクはシリアルC番のロレックス。E番のあとだから1992年ぐらいか。あるにはあるらしいが、とにかく見たことがない。

話を戻すと、今日は旧グリーンサブの高騰について書きたいのではなく、その最終品番について。以前私がこのモデルのランダム品番のデッドストックを持っていたことと、使わないままJFKさんに引き取っていただいたことはこのブログで書いた。さらにはその最終品番といわれるランダム以外に、自分の記憶に間違いがなければヤフオクでG番が売られているのを見たことがあるとも。ランダムは希少といえばそうだが、たま~に散見するのだ。だが、G番はヤフオク以外には海外も含めて見たことがなく、どこかのサイトでも16610LVにはG番は無いとまで書かれていたので、自分のは記憶違いだったのだろうと思うようになっていた。とにかく見ないし、出てこない。あれは幻だったのだろうか。都内のデパートで購入したと書かれていて、50万円でしばらく買い手がなかった。ランダムと間違えて記憶に刷り込んだのかもしれない。

だが、やはり存在した。今日現在、クォークさんの委託販売のページでG番の16610LVが売られている。興味のない人はスルーし、へええ!と思う人はぜひ見ていただきたい。残念ながら保証書はないようだが、ウルトラ希少であることは間違いなく、GMTのM番ですらかなわないのではないかと、予想が外れることが多い私が断言(笑)しておく。
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すでに手放した旧グリーンサブについて

たまには所有していない時計のことでも書くかと思い立つも、書こうとして5分で挫折。やはり興味のないモデルについて書くのはしんどいしなあと。どのモデルについて書こうとしたかは内緒にしておく。そこで予定変更。今は持っていないけど過去に所有していた旧グリーンサブ16610LVについて書こうと決めた。これまであまり文章にしたこともなかったし、手放したとはいえ好きなモデルなので、この時計のことならすらすら書けそうである。何も無理して書くことはないのだが、書くことは嫌いではないので苦にもならず。

16610LVは1953年の初代サブから半世紀経った2003年にサブマリーナ発売50年記念モデルとして発売。ロレックスのコーポレットカラーであるグリーンをベゼルカラーに採用、インデックスが大きいマキシダイヤルと太い針が特長。海外ではThe Kermit と呼ばれる。2010年にディスコン。生産年が7年と短かったこともあり、将来的にはあまり出てこないタマになる可能性は高い。

過去に私が持っていたのは最終ランダム品番。2013年の12月のある夕刻、外で仕事が一段落つき、九段下のスタバでのコーヒータイム中にかめ吉さんのHPで発見、当時としては妙に値段が高い(65万円)ので電話したみたらランダムのデッドストックとのこと。悪い癖で現物を見ずにHOLDし、その足で中野に買いに行った(九段下から中野へは地下鉄東西線で一本)。電話するときに店外に出て高速高架の真下で、冷たい風に震えながら電話したことを今でもよく覚えている。当時はGMT、シード、グリーンサブ、エクワン、この5桁4モデルの最終品番は出てきたら狙い撃ちすべく身構えていた。そう書くとバブリーなイメージを持たれてしまうが、今と同様当時もこれらの最終品番は滅多に市場に出てこないものばかりで買いたくてもなかなか買えない状況であったことを強調しておく。逆に言えば、最終品番縛りで自分の欲望に歯止めをかけていたといえる。

それで、この時計を、結局使わないまま手放したのが数か月前。デッドストックは使えないな、やっぱりと。シール剥がした瞬間に20万円ぐらい値が下がるのだ。ケチくさいと笑わば笑え。それと一時期手持ちが増えすぎて、使い回せない状況となり、わざわざデッドストック品を降ろす意味を失った。最終といえば、旧グリーンサブにG番はないという人もいるが、前にも書いたように私はヤフオクで見た記憶がある。もちろん勘違いの可能性もあるが多分間違いないと思う。下記は今はないランダムシリアルのデッドストック。出荷国香港。ケースの中でGMTの青赤と隣同士で並べると色がキラキラときれいでね…ああ懐かしい。最終品番の完全デッドストック。足りない付属品はなく、ほぼ完璧だったが、思うところあってJFKの塩川オーナーに買い取っていただいた。

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文字盤のバリエーションについて。16610LVにはマーク1から8まである。もう転載してあれこれ説明するのは面倒なので以下にリンクを貼っておく。希少なのは何といってもマーク1、いわゆるBIG SWISS、FAT(FLAT) 4である。尖った4とBIG SWISS がマーク2、FAT4でSMALL SWISS がマーク3。後は面倒なので下記のサイトをご覧いただければと。
16610LVのマーク1他について

まあ、ささいなレタリングの違いについて、まったく興味がない人も多いだろうし、逆にこういうことに面白味を感じる人もいるだろうが、それはどっちでもよいことである。私は圧倒的にこういうことが好きであるということはこのブログからは隠しようもなく、いや隠してはいないのだが、とにかく大好きである。ただし、下らないとは思っている。「くっだらねえ!」と笑いながら調べるクチ。ロレックスに文字盤の違いがあることはもう定番化しているが、その中でもグリーンサブのレタリング違いは、その下らなさでも最上級に位置する。だって、SWISS MADEの表記が28分、32分の目盛より大きいか小さいかなどどうでもよいこと。だが、文化とはこういう下らないことの集積だとも思っている。ついでに書くと、GMTのスティックダイヤルというのも実に下らない(ハハハ)。だってもし「このGMTマスターⅡのⅡが離れたⅡでさあ、これがレアでいいんだよね」となどと恋人にでも愛人にでも語ったら、その瞬間に「この男見込みなし」とフラれる可能性大である。女房は貴殿に稼ぎがある間は我慢するだろうが、まあ心から軽蔑するであろうよ。黒がブラウン化したダイヤルが貴重だとか、黒ベゼルがブルーに変色したのがヤレているとか、こういうのも同じ。全部アウト。だが何度でも書くが、文化というものはそういう下らないものの積み重ねであり、所詮女子供には・・・。←この発言アウト。

ベゼルはライム、いわゆる黄色がかった緑に重きを置く人が多い。正確には黄色と緑の中間色。明確に下記のような色がそうなので、見た目がどこからどう見てもグリーン色をライムとはいわない。ヤフオクで「これはライムでしょうか?」と出品者に質問している人がよくいるが、「君の顔の眉毛の真下についている2つのものは何なのかね?」と突っ込みたくなる。ライムとはこういう色。色彩の好き嫌いを別にすれば、グリーンよりライムのほうが“いかにも初期!”という感じはする。ちなみに私は濃いグリーンの方が好みである。この写真は海外から引っ張ってきた。M番である。価格は110万円也。

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まとめると、FLAT 4, BIGスイスが人気で、その仕様はYの極一部とF、そして稀にD番にもある。ライムベゼルは初期だけではなく、いろいろなシリアルにも存在しているのだが、4桁のように経年や使い方によって変化するのかどうかは知らない。蛇足だが、この時計は屋外もいいが、屋内だとライトの加減で表情が変わり妙に妖しい光を放つ。それが私は好きだった。

中でも圧倒的に稀少なのはY品番の16610LV。Yの最後の最後、Y96以降にだけ存在するので数は相当に少ないだろうと思われる。何といっても1953年のサブ発売50周年記念の時計でもあるので、ギャラ日付が2003年のY番のMK1が大本命だと海外サイトに記載があった。外国のオタクは日本人以上に細かい。そうなるとハードルは高いが、そもそも持っていないし、これからも所有の機会はなさそうなので書いていて気楽なものである。希少好きの諸兄は、Y番、FAT4、ビッグSWISSをがんばって探し給へ。どうでもいい人は無視したまえ。

何といっても7年しか生産されていないし、現役時代はあまり人気がなかったので、その数の少なさも含めて、将来的には入手が極めて難しいものになる(価値が上がる)だろうから、持っている人は素直に喜んでよいと思う。別に売却しなくても所有モデルの価値が騰がることは誰だってうれしいことだから。つい先日、ONOMAXさんで最初期のY番のMK1ほぼ完品が約100万円で、JFKさんではF番のやはりMK1が90万円強で、ともに即売れしていた。ランダムのデッドを持っていたらよかったのにって?いや、そういう女々しい執着はない(キッパリ)。

例のイカリ(アンカー)はいつまで付属したか、確かF番の昔の箱の時代まではついていたと某元正規店のオーナーさんに昔聞いたことがある。2004年ぐらいまでかと推測。

手放したとはいえ、それでも私は今でも好きな時計である。前述したように、マキシダイヤルと太いハンズによって、鋭さはなくなった分、どこか愛嬌のあるフェイスになっていて、私はそこが好きだった。将来の買戻しは、う~ん、どうだろうか、結局一度たりとも腕にはめなかったので、休日に着けてみたい気持ちはなくはない。仕事ではつけられないけど、ものすご~くウキウキするような楽しい旅をすることがあったら、こういうカラフルな時計をしていくのもいいかもなと妄想する。ハワイとか、、、(飛行機苦手だけど)。海風に吹かれながら、夕暮れ迫るホテルのバルコニーで酒を飲む。テーブルに置いたこの時計のグリーンのベゼルにオレンジの陽光がきらりと光り、その向こうにもっとオレンジに染まる茫洋たる太平洋が広がっていたら絵になるなあと妄想。おっと、いけない。夜も更けた。今宵はここまで。明日は全国的に寒いらしいので暖かい恰好を。

玉が出てこない旧グリーンサブ

前回書いたように、検索ワードで114270の次に多いのは16610LVである。旧グリーンサブはとにかく玉が出て来ない。新品ではクォークの委託でランダムが90万円弱、秋田のライジングタイムでZ番(未使用)が70万円弱。クォークの878,000円は結構な価格だし、ライジングタイムのZ番は保証書がつかないなど、どれも欲しい人にとっては悩ましいことだろう。

中古も玉は多くない。Z、M、Vあたりで60万円台というのは、さすがに高過ぎるが、おそらくこの先も供給不足が続くことは間違いないので、どうしても入手したい人は、少ない選択肢の中で良好な個体を選ぶしかない。購入価格が高いことは確かだが、旧グリーンサブの価値が今後下がることはないはず。先週JFKコレクションでランダムの16610LVが66万円(中古)で出ていたが、翌日にはHOLDとなった。自分はすでに所有してはいるものの、これは今の相場感覚からするとお買い得だったと思う。こちら→16610LVランダム

このモデルに関しては、今はもう迷ってはいけない。自分で基準を決めておいて、それに収まる個体が出たらすぐに押さえにかかるべきかと。旧グリーンサブは決して大げさではなく、多くの人が血眼で探していると思った方がよく、V番以降の新品が60万円台で出たら、欲しい人にとっては“買い”だ。この先50万円台で新品が手に入ることは多分ない。このモデルに関しては数年後にはプレミアがついて、80万、90万円となっても何の不思議もない。

グリーンサブマリーナは新型116610LVも美しい。ショップで手に取って見せてもらったことがあるが、角度と光の加減によって表情が様々に変化する。文字盤の美しさなら旧型よりこちらのほうが上だと思っていて、数少ない“欲しい6桁モデル”である。だが妖艶とすら表現したくなるほどのこのきらびやかは残念ながら自分には似合わないと思って我慢している。こちらも新品、中古共に玉は少ない。今さら過去を振り返っても仕方ないが、これやディープシーが60万円台で買えていたつい1~2年前が懐かしい。

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旧グリーンサブは将来の希少モデル?

相変わらずロレックスは新品・中古を問わず高値安定中である。今の円安傾向は当分止まらないだろうから、過去1~2年はまさに“買い”だったのは間違いない。問題はこれから更に急激な値上がりがあり得るということで、そうなると新品に手が出せない層による、中古市場の活発化につながっていく可能性がある。

間違いなく価格が上昇していくと個人的に予想するのが、旧グリーンサブ16610lv。これは生産年が短かったため個体が少ないのと、後継機種が大幅なモデルチェンジ(文字盤が黒から緑)を遂げていることが主たる理由。つまり歴史が途絶えているがゆえに貴重なモデルとなっている。比較として書くと、例えばサブマリーナのノンデイト14060Mは生産も長期に渡った上に、後継の114060がマイナーチェンジであったため、歴史は継承されており、希少性というものはまったくない。サブマリーナ・デイトの16610lnも同じ。そういう意味では、逆に現役時代は不人気だったターノグラフあたりは将来化ける可能性もあるかもしれない。

GMTマスターⅡは、通称PEPSIといわれる赤青や赤黒カラーのベゼルが現行ではなくなっているため、おそらくこれからも16700や16710はそれなりの人気を持ち続けるのではないだろうか。ただし今年の新作でその2色のカラーが復活するという噂もあるので、そうなると話は別であるが。

デイトナはちょっとわからない。このモデルはこれまで射程に入れたことがなく、知識も乏しいので記載することは控える。おそらくは今年のバーゼルでの目玉はこのシリーズのはず。

旧グリーンサブに話を戻す。このモデル、今は未使用だと70万円台の後半の値付けだが、数年後にはそれよりはるかに高い値がつく気がする。所有しているからといって、贔屓目に書いているつもりはない。先週中野のONOMAXで売りに出されたランダム未使用が798,000円で、今現在商談中。九州のJFK collectionではFシリアルの未使用が750,000円で販売中ある。ちょっと前まで500,000円前後で買えたわけだから、過去に視点を向ければもちろん高いのだが、物の価値というものは常に移ろいゆくものであり、今を起点として将来を見据えるならば、欲しい人は今買わなければ、この旧グリーンサブがこれから先、今より安くなることはまずない。

当分はこのぐらいの価格が続いて、ブツがマーケットで枯渇した後はもう手の届かない値段になっているのでは?というのが、私の(外れることも多い)予想である。

16610LVランダムシリアル

2012年の3月に14060Mを購入してからは、基本的にはそれを使い、たまに気が向けばオイパペの116034とエアキング114234を使う日が続いた。どれもがノンデイト。時計にデイト表示はあってもいいが、無くても問題はない。朝起きて、その日が何日であるかは、ものすごく意識するほうなので、日付を時計で確認することはほとんどない。

桜の季節になり、GWが過ぎて梅雨になり、やがて酷暑の夏が来て、それらの日々の時間をロレックスとともに刻むことは決して大げさではなく幸せなことであった。帰宅してからは、まずはティッシュで裏蓋とブレスの汗を取り、セーム皮で拭く。そして決まった場所に置くことが一日の終わりを意味した。大事にはしたが傷は気にしない。

帰宅は24時、就寝はだいたい26時頃、その間の2時間はPCで時計の新着情報をチェックすることが日課(晩課)となった。

最もこだわりなく購入した14060Mを最も頻繁に使用したことは皮肉ではあったが、この個体は非常に優秀で、日本正規店には特別に確かなブツが卸されているという都市伝説は事実なのではないかと思ったほどだ。

秋口までの数か月、たまに並行店に見に行ったり、ネットで知識を得たりしてはいたが、それなりに購入欲というのは落ち着いていた。ひとつには、次なる関心がGMTマスター2(16710)のM番という無い物ねだりだったこともある。この時計については随分と熱心に調べて、とても詳しくなっていたのだが、2007年絶版モデルでまったく市場には出て来ないため、さすがにこれは無理だろうとあきらめていた。

他ではまあ当然の帰結というか、廃番となった旧グリーンサブについても熱心に調べた。希少なのは、ビッグスイス、ファット4のライムベゼルというやつであるが、結構出回っていたために、それほど希少性を感じることはなかったし、ライムベゼルの黄色がかったカラーがあまり好きになれなかったことで、それならばGかランダムの最終が出てくれば欲しいかなあと。まあその程度であった。実物を見るまでは。

そうしたら発見してしまったのだ。昨年の晩秋のある日。たぶん新着情報を見逃していたのだと思う。中野の並行店のHPに相場よりも高い16610LVの新品がほぼ定価と変わらない値段で何気に掲載されていて、オッと思ったのだ。この価格はVシリアル以前ではありえない。電話したら案の定ランダムとのこと。いくら何でも高いよと思うも、その足でショップを訪問して実物を手に取ったらもう駄目。その綺麗さにやられてしまった。

いつかGMTマスター2のMシリアルが出たとき用にと、苦行ともいえる500円貯金を春から始めていて、それなりにたまっていた金を予定外のこの時計に費やしたことになる。とてもきれいな時計である。ドットも大きくて視認性は抜群だし、カラーがとても個性的。だから後悔はなどはしてしないが、それでも8ヶ月ぶりとなるこの購入は自分でも魔法にかかったかのようで、今でもこの時計を眺めるたびに苦笑いをする。ロレックスの道はどこまで続き、そして一体自分はどこへ行くのだろうかと。

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