GMTマスターⅡ16710ベゼル交換

珍しく間を置かずに更新。GMTマスターⅡのベゼル交換をやってみたので、今日はその記事を。まず用意するのはこじ開け。これはどこででも売っている物でよいが、つばが狭いものは駄目。それからセロハンテープ、当たり前だがGMTマスターⅡと交換用ベゼルインサートを。今回は先日入手した赤黒を黒ベゼルに交換。

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こじ開けに気休めのセロテープを。いよいよこじ開けをベゼルディスクとケース本体の間に差し込むわけだが、最初はやや躊躇するはず。ガキっと傷つけると結構傷つくから、心がですね。どこに差し込むかは人によっていろいろで、YOU TUBEを見ると、わざわざブレスを外して6時位置に差し込んだりしているが、私は竜頭のやや下4時ぐらいの位置に。押し込む際に一瞬何か神聖なものを侵すかのような気になる。だが心を鬼にグサッと。刃先をちょこっとだけ入れてやっても無駄。

はめこんだら上下にカクカクと。そうするとパカッと外れる。実にあっけない。これ本当に防水200メートル??と。

外れるのは、赤黒ベゼルインサートがはめこまれたままのベゼルディスク。図のスプリングとその下のプレートはそのままにしておいてよいが、今回はこのスプリングが外れてしまった。それは放置して、まずはベゼルディスクから赤黒ベゼルインサートを外すのだが、これは裏側から親指で力を入れてグイッと。ややコツが要る。パキっと外れる。ここの難易度が少しだけ高い。その状態が下の図である。いきなり丸刈りにしたかのよう。正式な名称は知らないので、便宜上このブログでは、写真の左上をベゼルインサート、その下をベゼルディスク、時計に立てかけてあるものをプレート、そして見えないがバネをスプリングと呼ぶこととする。

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スプリングが外れたので、これは記憶を頼りに元の位置に差し込んだのだが、この針金が実に弱弱しい。なおGMTはOKだが、サブ系は絶対にベゼルを逆回転させてはいけない。たぶんこのスプリングが曲がる。このあとプレートを一番下に装着、スプリングより下の位置。

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それからベゼルディスクをはめ込むのだが、ベゼル内径のギザギザの部分をスプリングの山のところに当てるようにしてはめ込む。これがずれると駄目。きちんとはまると、スムーズに回転が出来るので、一応正回転に回しながら確認する。下の写真でスプリングがギザギザにきちんとはまっているのが確認してもらえると思う(12時右上のあたり)。

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最後に新しい黒ベゼルをはめこむのだが、どうしてもどこか一箇所が浮いてきちんとはまらず、やや苦労した。ハンカチで時計の表裏を防御して指で押し込む。このときに気になる人は、ベゼルの三角と文字盤の12時位置をぴったりに合わすとよいが、ずれるとすべてやり直し。

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これで終了。終わってみるとどうってことはなく、10分もかかっていない。防水を確かめるためにすぐに水洗い。これで風防の内側が曇ったらアウトであるが、幸い問題無し。ということで、GMTマスターⅡ16710は黒ベゼルに生まれ変わって、以来日々私の腕に乗っている。ちなみに私が知る限り、M番に黒ベゼルはない(と思う)。おそらくは次期モデル116710LNが黒だったためではないかと。

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せっかくだからと最初に入手した16710の青赤を、今外した赤黒に交換してみることに。とても意外なことに、スプリングの形状と長さが先ほどとまったく違う。構造は同じなのだが。

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今度は更にスムーズ、最後のベゼルインサートの押し込みもまったく問題なし。なお、交換を繰り返すと緩みが生じるのではないかという不安を抱く人もいるだろうが、はめこんだ時のあの硬いパチン!という感覚からして、それこそ100回も行えば別であるが、年に数回レベルであれば、杞憂であると書いておく。

これでブレスの駒とクラスプ調整、ブレス外し、水洗い、裏蓋開閉、ベゼル交換と、少しずつ進歩。これらの行為は私にとっては、ロレックスを単なる装飾品から、時計を道具として扱うために必要なささやかな歩み。大切にはするが、過保護にはしない。ポリシー。

裏蓋やブレス外しはともかく、ブレスの駒調整ぐらいは自分でやったほうがよいと思う。わざわざ時計店や日本ロレックスに出向いてやってもらうほどのことではない。日ロレではネジ奥を接着剤で固めてくれるのだが、はっきり言ってそんなものは不要、私は月に1回はブレスを外して、普段使いしているすべての時計を洗浄しているが、その際に駒のネジが緩んでいないか確認しており、それで充分であるし、時計への愛着も増そうというもの。もちろん、自分の時計をどう扱おうが個人の自由であることはいうまでもない。

黒ベゼルに変えたら、GMTのカラーイメージのレベルはガタ落ちである、とやはり当初は感じた。だが、これを何日も身に着けているうちにその考えは変わり、今はこの黒ベゼルGMTの良さを実感している。この3色はそれぞれにまったく違う表情を見せ、これこそがGMTマスターⅡという時計の魅力であり、この時計に一歩近づけたかなと。そんなことを感じた、今回のベゼル交換であった。
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海外から買い付け

今日は少し前、まだアトピーで苦しんでいた先月頭の話。海外から直接ロレックスを買った。懲りずにGMTマスターⅡである。このブログで何度か書いたように、以前安物ばかりではあるが、私は27個の時計を所有していたことがあり、そのうち10個ぐらいは海外から買い付けているので、個人輸入についてはそれなりに経験はある。ただこれまで一度もロレックスの経験はなかった。

今日の主旨は買った時計のことではなく、その経緯について、何かの参考になればとの思いから書く。ショップ名と国については伏せる。ヨーロッパ某国の小さなショップ、今年の初買いであり、本当は新たな一歩を見い出すべく、アンティークだデイトナだと逡巡していたという意味において、今回の購入はオマケというか、少々寄り道というか後戻りというか、まあそんな感じである。

これまでのそれほど多いわけでもない経験から、海外、特に欧米は日本とは違い、良くも悪くもあまり細かいことは気にしないので、mintと表記されていても、それなりに傷がついていたりすることも多いし、取引も日本ほど丁寧ではない。従って、基本的にはロレックスを海外から買う必要を私はほとんど感じていない。手に入るのであれば、アフターケアも含めて、日本での購入が正解である。私はアパレル業に従事しているわけではないが、今の部門の副業でTシャツの輸入を手掛けたことがあるのだが、カリフォルニアから送られてきた数百枚のシャツのうち3着ほど、びよ~んと長い糸のほつれや色落ちがあって、これは駄目よと返送したところ、向こうから「これのどこが駄目なんだ?ほつれ?色落ち?オマエラニッポン人はそんなこまけえことを気にするのかよ、ハハハ」と、そして「いちいちそんなチェックをするのは面倒だから」と嫌味のように新品の30枚をドカッと送ってきたことがある。ちなみにハハハは本当にhahahaと書かれていた。

要するに、彼ら(とひとくくりにするのも多少乱暴だが)は細かいことをあまり気にしないのだ。タグホイヤーの時計を買ったのに、ゼニスの箱に入れて送ってきたり、鏡面ブレスなのにひとつだけヘアラインの駒が混ざっていたりしたことがある。中古でも傷ひとつない個体を求める日本人にはちょっと合わないというか、基本的には日本のショップで買うほうが安心なのは間違いない。竜頭の王冠の向きが真っ直ぐではないなどとクレームをつけたら、たぶん彼らは笑い死にする(それはさすがに私も笑うが)。

ただ稀少なモデルについては、ご存じのように今は市場にほとんど出てこない状況であり、そうなると海外も視野に入れることはあっていいのかなと、今年に入って思い始めていた。それほど切実なものではなかったけれども、私は漠然とGMTのM番を3個そろえてやろうという、愚にもつかない野心をずっと抱いていた。だが欲しいと思っても、今はほとんど出てこないし、たまに売りに出されてもやたらと高いし瞬殺で、もはや早押し競争の様相を呈しており、そういうことに参加することはやめていたというか、私の勤務体系では無理であり、ゆえに海外のショップに網はずっと張っていたのである。それはミルガウスだ、デイトナだ、古いアンティークサブだ、あるいは別のブランドだという、自身の新しい扉を開くのとは別の行為として。

ある日、就寝前の3時頃だったと思うが、よくネットで訪問するあるヨーロッパのショップのHPに5000ユーロを切る価格で掲載されていた。ギャラなし、サービスペーパー付き。5000ユーロはだいたい70万円ぐらい、それよりやや安い60万円台後半なので、まあ悪くない。悪くないというか、欧米での相場からは随分と安いので、この値段はおそらく難ありだと推測し、その日は疲れていたこともあってそのまま寝てしまった。2日後ぐらいにハタと思い出してHPに行ってみるとまだ売りに出ているので、すぐにメールを送った。質問項目は、1)まだon saleかどうか、2)外装に問題はあるか、3)日本へのシッピングは可能か?送料と保険の額は?4)ブレスを外してシリアルが映った写真を送ってもらえるか。以上である。

答えは、1)販売中よ(女性)、2)mintだけどケースにやや目立つ打ち傷があるわね、3)もちろんよ、値引きは出来ないから送料と保険は無料にするわ、4)ロレックスのサービスペーパーの写真を送るから、そこに記載されているシリアルを確認して。というもの。そしてPDFでペーパーが送られてきて、メール本文にどう?HOLDする?と記載が。私は例え日差マイナス5分だろうが(この時計がそうというわけではない)、購入の際に内部の状態についてはあまり気にしない。買った中古時計はほぼ例外なくすぐOHに出すし、それにここ最近アンティーク品を多く見て回ったせいか、外装の傷やギャラ無しに以前ほどの抵抗はなくなっている。また私の周辺にこの時計を探している知り合いが何人かいるし…、などと思考して、あっさりYESと返事。

たぶんここまで1時間ぐらいのやり取り。先方からはpaypalもクレジットカードも不可で、bankwire(振り込み)のみの指定。paypalやクレジットカードの手数料はとても高いので、嫌がるショップが多いことは経験上知っている。ただ、銀行送金ではこちらのリスクは大きいということは書いておく。騙されたときのこと。お金を取り戻す手段がほぼない。paypalやクレジットカードは詐欺が証明できれば返ってくる可能性もあるので。

さて、PURCHASE ORDERを作成して送信。これは違う時計が送られてきたとき用のため。本当は向こうからのINVOICE(請求書)を待ったほうがいいのだが、面倒なので早々に振り込み。これが少し面倒。先方ショップの正式な名称、住所(post codeとstreetまで詳細に)、電話番号、そして銀行名、住所、口座名、支店、BANK ACCOUNT、IBAN、SWIFT(BIC)をもらわないといけない。絶対に現地語は駄目で、ドイツだろうとイタリアだろうとすべて英語表記がマスト。特にIBANとSWIFTは命。極端な話、これさえあれば振り込める。逆にいえば、27桁のIBANの数字ひとつ違ったら、支払ったお金は宙に浮き、取り戻すのにすごく苦労するが、このあたりのことは経験者はよくご存じのはず。書くと難しそうに思えるかもしれないが、やってみるとそうでもない。

翌日、インターネットバンクで支払いを。数字を全部入れると出てきた銀行の住所が少し違うが気にせず払う。ガイジンはいい加減なので。早ければ翌日には先方に着金される。そうそう、為替のことを書いておかなければならない。銀行によって違うが、夜中に払うと、銀行が営業時間外での急な為替変動のリスクを考慮してやや高めに設定しているので、私の場合、午前にジャスト相場を一度確認してからにしている。私が支払った時期はややユーロ安に振れていたので、即支払い。なお、ここで結構な為替と送金の手数料を取られてしまうので注意が必要。それと大抵の銀行では海外送金には制限を設けており、1日で100万円というところが多い。私の場合、1日100万円、1ヶ月200万円、1年で500万円のリミットである。参考までに。

翌日に振り込みを確認したというメールが来て、2~3日中には送るわね、ありがとうと。2~3日中??そうなのである。欧米人はこのあたりが悠長というか、やはりいい加減というか、日本人的感覚からしたら、すぐに送ってちょうだいよと言いたいところ。結局2日後に発送してくれて、追跡番号がメールで届く。向こうの郵便局からの発送のようであるが、これが船便で送られたら最悪で、届くのに3週間とかかかる。送料が無料だったのでやや心配したが、どうやら航空便の模様。ちなみに私はFEDEXをお奨めする。これはすごく早くて、ヨーロッパでも3日で成田に届くし、FEDEXが自前で通関をやるのでそこも早い(今回もFEDEXをオファーしたのだが、費用が高いという理由で拒否られた)。経験のない人に書いておくと、通関手続きはすべて配送業者がやってくれるので、自分で空港に行って手続きをすることは(基本的には)なく、自宅で大人しく待っていればよい。なお時計は関税は無料、ただし消費税がかかる。これはINVOICEの60%に消費税8%。今回は3万数千円。これは受け取り時に支払う。

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結局5日ぐらいで届いたことになる。お礼のメールを送って無事終了。すぐに返事が。

Good moning ××(私の名前),
I am glad that everything is ok.
I wish you to enjoy the watch.
Warm regards,

ロレックスの個人輸入に関しては今回が初めてだったわけだが、感想としては、やはり相手の見極めは大事かと。実はこのショップとは過去に何度もメールでやり取りはしていて、ある程度誠実な対応をしてもらった過去があったことが大きい。そのメールとは、まだGMTのM番を持っていなくて探していた2012年のこと。タッチの差で買い逃したことがあり、ゆえに今回の最初の私のメールは、「あのときは残念だったよ、でも親切に対応してくれて改めてありがとう。ところで、今あなたの店のHPにまた~」から始まったということを書いておく。

時計そのものについてはまた別途。懲りずに3個目のGMTマスターⅡ。馬鹿だと笑っていただきたい。目標の10個まであと7個(これはウソ)。長方形のⅡ表記。日差は良好で外装もきれい。ただし、確かにケースに一箇所打ち傷有り、まあ大して気にはならない。これは赤黒から黒ベゼルに交換と決めていて、いよいよ自力でベゼル交換の時期が来た、というか実はもうとっくに変えた。ベゼルのことも、(いつになるかわからないが)次回以降どこかで。到着以来、毎日普段使い。改めて書くが、どうにもこうにも私はGMTマスターが好きなようで(飛行機が苦手なくせに)、いずれ1675も欲しいと思ったり、思わなかったり。

本題はお終い。以下、別件。ブログのコメントで、私のアトピーについて多くの励ましや労りをいただき感謝の気持ちでいっぱいである。幸いにかなり治まってきており、それは身体的にもそうだが、何よりも精神的に楽である。ご心配をおかけしました。そしてありがとうございました。みなさんもどうぞご自愛のほどを。オイパペ。

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ebayにて

先日、ebayで珍しくGMTマスターⅡ16710M番が出品されているのを発見した。このタマは今や滅多に売りに出ることがなく、それはショップだろうとオークションだろうと、日本だろうと海外だろうと同じ。なので、すぐさまウオッチリストに入れて、USA以外には配送不可と書いているセラーに、こちらは日本だが駄目かの質問をしたところ、2500ドル以上は関税の手続きが面倒なので不可と返信があった。オークション終了の4日ぐらい前のその時点で4000ドルぐらいだったのでちょっと悩んだのだ。うまくいって6000ドルぐらいで落とせたらラッキーだと。ちなみにギャラ付きの美品。残された手段は輸入代行に依頼するかどうか。手数料はだいたい7~10%ぐらいである。

翌朝目覚めると、すでに6000ドル越え。やめたやめたとすぐに気持ちを切り替える。結局昨日終了した最終落札価格は9551ドル、日本円で997,800円。日本もアメリカも同じような状況だということである。

話は変わる。今日の更新は(も)久々の割に大した内容ではない。先日、ヤフオクでGMTマスターのPEPSIベゼルを格安で落札。正確に言うと、ベゼルインサートか。本日届いたのだが、とてもきれいな個体ですごくうれしかったので書いておきたい。ショップさんの好意でいただいたのと併せて、合計で4個目のベゼル所有。この意味のない行為に我ながら苦笑。本当にシードとGMTが好きだねアンタ。

今日はこんなところで。

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ebayに出品されたGMTマスターⅡ

ベゼル交換

今日は久々に16710。これは最初に購入したギャラなしのM番で、購入時はCOKEベゼルだったが、先日ある時計ショップさんでPEPSIに交換していただいた。赤黒、黒もいいが、やはりPEPSIが一番好きである。最近は、オンはシードゥエラー16600、オフはGMTマスター16710。多少時刻合わせが面倒ではあるが。


よくコメントをいただくパースさんが16710PEPSIのZ番スティックダイヤルを購入された。お仲間が増えるのはうれしいこと。ご購入おめでとうございます。⇒ロレックスのオイスターケース好き@時計大好きパースのブログ


さて、今回はショップさんにお願いしたそのベゼル交換。GMTの魅力のひとつは何といっても3色のベゼル交換が可能なことで、これはいつかは自分でチャレンジしてみたいと思っているのだが、やり方を調べれば調べるほど、なかなか勇気が要る作業である。


前にも書いたように、裏蓋を開けたり、ブレスの駒調整をしたりすることにはまったく抵抗はないのだが、これは学生時代のバイトで、蓋やネジを回すという行為は“押すを7割、回すを3割”であるというコツを掴んでいるからだ。合った工具さえあれば、それほどおっかなくはない。だがコテでこじ開けるという行為はちょっと自信がない。手元が狂うとひどい傷をつけてしまう怖れがあるからだ。


それでもやはり、それぐらいは自分で出来るようになりたいので、YOU TUBEで勉強して、来年こそは挑戦してみようと考えている。この映像を見ると、いとも簡単にこなしているし、実際に簡単なのだろうが、初心者ゆえ、やはり熟練のなせる業に思える。
こちら→you tube


今日は天気もよく、それほど寒くもなく、たまに左腕に目をやり、おお!PEPSIと独り悦に入っていた。年内の仕事が終わったわけではないが、明日はゆったりとひなびた温泉にでも行こうかと。


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GMTマスターⅡの表記

今日はGMTマスターⅡ16710の表記のことを。最初に書いておくと、知っている人にとってはありきたりな内容であるし、興味のない人にとってはたぶん相当につまらない内容である。

16710のベゼルには、黒、黒赤、青赤の3種が存在するが、これらの正式な表記は以下の通り。

黒は16710LN、黒赤はそのまま16710、青赤は16710BLRO。

16710LNのLNとは、フランス語のLunette Noir(ルーネット ノアール)の略である。回転する黒の意味。回転するはもちろんベゼルのこと。

16710BLROは、BLは青Bleuの、ROは赤Rougeの略。

ところが謎の多いロレックス、話はこれで終わらない。ギャランティーでは、黒は16710N、青赤は16710B、黒赤は16710Aと表示されることもあるからややこしい。

特に黒赤はほとんど16710のみだが、たまに16710Aと表記される、そのAの意味は…、よくわからない。そういえば、クォーツの17000AのAもどういう意味なのであろうかと思って以前えーすさんに質問したら、鋼鉄を意味するフランス語のACIERだと教えていただいた。

では青赤PEPSIの16710BのBは?と問われるとやはりよくわからない。単にBLROのBを表しただけなのか。同様に黒のNも不明。

以下は推測。たぶんロレックスUSAだけはそのように表記しているのではないかと。ロレックスのギャランティーは基本的にはgarantie(フランス語)で、ロレックスUSAではwarranty(英米語)である。つまりロレックスUSAはスイスの公用語であるフランス語を使わないのだ。下記の写真はロレックスUSAのギャラ。通常とはデザインが違うことがわかってもらえると思う。16710に関して、ロレックスUSAはスイス本社とは違う表記をしているのではないか。このあたりは今後検証をしていきたい。

まとめ。ただし検証中。

(WORLD) *仏語表記を基本とする、アメリカ以外の世界全域
黒は16710LN、黒赤は16710、青赤は16710BLRO。

(USA)
黒は16710N、黒赤は16710A、青赤は16710B。

注:本文はカード式ギャラ以降についての検証のみで、ペーパーギャラ時代の16710については検証サンプルが少なすぎてまだ調べ切れていない。

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16710Z番がOHから戻ってきた

先月の上旬にOHに出していたGMTマスターⅡ16710Z番がようやく帰還した。春にM番を出した際は、予定よりもずいぶんと早くに日本ロレックスから電話をもらっていたのだが、今回は仕上がり予定日のわずか1日前の連絡。ほぼ1ヶ月かかったことになる。もしかしたら、正規品の値上がりにつれて、OH代も上がることを見越した駆け込み需要があったのかもしれない。

今回も研磨無しでの依頼だが、戻ってきたそれは洗浄されてピッカピカ。一度だけリューズを巻いてケースに収納。リューズの巻き上げは軽い軽い。この感触を指に覚えこませておきたくての行為。面倒なので日差は計らない。元々あまり気にしないほうなので。

このブログで何度か書いてきたが、この時計はZ番としては希少な3186ムーブを搭載しているZ77****の個体。これまでZ番60万番台では見たことがないので、おそらくは70番台以降に紛れているのだが、それ以降のZ番でも3185はしっかり存在するのでやっかい。wiggle testをするか、思い切って裏蓋を開けて確認するか。

そもそも、1990年からの17年に渡った16710の生産期間における最後半になぜキャリバーを変えたのかはまったくもって謎。ちなみにエクスプローラーⅡ16570も同じように時期に3186に変更となっている。まあロレックスのやることはよくわからない。次の最終シリアルとなったM番ではキャリバーはすべて3186で統一され、やがてディスコン。そして次モデルの116710lnで正式に採用されている。そういう意味では、16710Z番でのキャリバー3186は希少といえば希少。稀少好きの私は結構な関心を持ったということ。

これで手持ちロレックスのOHは当分はいいかと。来年の夏以降にシードを出そうかなと考えている。

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ゴールドに魅せられて

先日のこと、稀少なGMTマスターⅡ16710M番の案内というか、ちょっと特別な紹介を受けた。案内元については訳があって差し控えさせていただく。物はサイドの保護シールが剥がされ、ブレス調整はされているものの未使用とのこと、半未使用品と言ったほうが正しいか。ブレスとケース裏には保護シールがついており、付属品は完備、USギャラ、価格は100万円越え。

すぐにお断りした。まずデッドストックは買わないと決めていたし、そもそも完璧にデッドストックでもないし、価格も高いと思えたからだ。私のM番はギャラ無しであることは前に書いた。確かに16710好きとしてはいつかはギャラ付きのM番を手に入れたいとも思っていたが、もし購入機会があったとしても、自分の予算はその価格よりも低い。

次の日の残業時の食事休憩中に、ある高名なブロガーの方が金無垢のデイトナを購入したというブログを読んだ。私はこの人のブログが好きで、というかたいへんリスペクトしている。文章、感性、写真、どれもすばらしい。ちなみに、私は多くのロレ好きの方たちのブログをしばしば訪問している。みんな違った感性でロレックスを楽しんでいて、そららを読むことは日常の楽しみのひとつ。基本的にコメントは残さないことに決めている。私は几帳面過ぎるところがあって、それをすると収拾がつかなくなるからだ。自由になる時間があまりにも少ない日々なので。

話を戻すと、その方が金無垢のデイトナを購入するにあたり、何と4本のロレックスをリリースしたと書いてあって、私は理屈抜きにすごいなあと感心したのだ。その4本の個別の記事も前に読んでいたからこそ、欲しいロレックスのためにとは言え、そのたった1本のために4本を手放すという思い切りのよさに圧倒されたのだった。そしてその金無垢がまた恰好いい。私の射程にはまったく入っていない時計ではあるものの、私は強烈に鼓舞(勝手に)されてしまい、笑い話のような話だが、気がついたら携帯で「あのGMTやっぱり貰います」と電話していたのだ。ブログにアップされたデイトナのまばゆい金の魔力に幻惑されてしまったかのような思い。自分のは定価50万円台のステンレスなのだが…。

電話を切った直後は、ああやっちまったと確かに思った。だが、所有するロレックスの売却価格も上がっているので、使わないままの手持ちを2~3本リリースするいい機会だと都合よくポジティヴに(苦笑)考え、数分後には職場で鼻歌を歌う自分がいた。鼻歌は「潮騒のメモリー」。まあうれしかったということだろう。

さて、数日後に届いたGMTはM3番台のUSAギャラ。そこに16710Bと記載がある通り、青赤のPEPSI、そして初のスティックダイヤルである。これでGMTマスターⅡ16710は3本所有(Z×1,M×2)、すべてcal.3186(苦笑)。おバカな青ヒゲ野郎である。もうここまできたら、cal.3186の16710を10本入手して、海外の巨大サイトであるロレックスフォーラムで披露し、外人たちから"Wow Great!"とか"Oh Crazy"と賞賛されてみようかとも思う。

この購入に伴いサブマリーナ・ノンデイト14060Mをリリース。さらにもう一本売却と考えている。今回入手した時計については後日、機会を見つけてアップすることとしたい。それにしても、この保護シールを剥がすには相当の勇気が入りそうな予感がしている。だが、剥がさなければならない。

最後に案内していただいた方に感謝します。ミントなギャラ付きM番所有は長年の夢でした。大事にします。ありがとうございました。

M番

オーバーホール

ここのところ忙しくてなかなか更新をする時間がなく、早く寝たいので今日も簡単に。

本日、仕事の合間を縫って丸の内の日本ロレックス社へ。GMTマスターⅡ16710のZ番をOHに出した。以前、このブログでも紹介した、裏蓋を開けてキャリバーが3186であることを確認した個体である。別にどこか不具合があるわけではないが、ちょっと思うところがあっての行動。“思うところ”についてはまた今度。

春先にM番をOHに出したので、今年に入って2本目。帰還は11月上旬とのこと。

所有する中では16700のA番が最も古いのだが、これはほぼ未使用だったせいか、まったく使用感やへたった感がなく、どうしてもOHに出す必要を感じなくて今回は見送った。

それにしても、土日休みで16時閉店はさすがにちょっとなあと、行くたびに思ってしまう。対応はすばらしく丁寧で洗練されているだけになおさら。

大した内容ではなく恐縮だが今日はこの辺で。

情報の網を張るということ

稀少ものを追い求めるのなら、情報こそ命だと考えており、それは質と量の両方が大事なのだが、それ以上だと思えるのが、やはりスピードである。

前から書いているように、今は購入モードには入っていないのだが、それでも出来るだけ日々情報は集めて、スピード感と精度は磨いておきたいと思っている。

つい先ごろ、超のつく希少時計GMTマスターⅡ16710のM番が売りに出されていたことを把握されていた方はどのぐらいいるだろうか。かくいう私は実は出遅れてしまった。今日はそのことを少しだけ書いてみたい。

最初に気付いたのは質店での買取情報だった。それがここ

情報をつかんだのは、ここに記載された日付けの数日後。当然もう遅いのである。私の経験上、本当に希少な時計は情報がアップされてから、せいぜい12時間ぐらいしか猶予はない。物によっては分単位の勝負だということもある。買取価格が60万円ということは、常識的に考えて売価は80万円台。状態によっては間違いなく“買い”である(例え自分が買わないとしても)。

この情報を得た数分後に、この時計の販売ページを発見するも、案の上売り切れである。このページ。

写真を見ると、当該時計のケースやブレスには結構なキズがあり、程度としてはあまりよくない。例え自分が買う気満々で探していたとしても、ちょっと躊躇するレベルではあるが、貴重な時計であることには変わりない。

どんな時計でも入手の可能性はゼロではない。稀少であればあるだけ、競争率は高く、それをゲット出来るかどうかは、どれだけ情報の網を広く張っているか、そして最も大事なことはやはり入手のスピードだと改めて思ったのだった。今日はこのあたりで。

葛藤は続く

おもしろいもので、ここしばらくは新しいロレックスを購入する気はなく、ここまで買わないで我慢すると、さすがのロレ熱も冷めるものだなと思い、そういえば最後にロレックスを買ったのはいつだったかを確認しようとこのブログの過去記事を読み、そして愕然とした。いや、マジな話、驚愕であった。

6月に16710Z番を買っている。たったの2ヶ月前である。嘘だろう~?と、声なき声を上げた。感覚的には7~8ヶ月は購入していないかと思っていた。

さらに読み進めると、その前月の5月に同じ16710のM番を、そして4月に16700を買っている。3ヶ月で3個の爆買い。黒、黒赤、青赤のGMT3兄弟そろい踏み。何てこった!稀少なあのM番入手がたった3ヶ月前?遥か昔の感覚である。

怖ろしいと思う。心底そう思う。正直に書くと、私は相当に我慢した。キリがない、どこかで歯止めをかけようと。このブログはそのために書いているといっても決して過言ではない。書くことで何かを吐き出し、そして、それは実のあるものだと感じていた。最近の自分は偉いと褒めすらしていた。それが、たった2ヶ月とは。まったくトホホである。

だが、と思い直してみる。もしかすると私は本当に一時のロレ沼から抜け出しつつあるのかもしれないとも思う。しばらく続いた強烈な渇望から、懸命な意思によって実際の時の流れ以上に遠くへ来れたのかもと。濃密な時間が流れたのだと。そうでも思わないとやっていられない気持である。ロレックスと私の心の葛藤はまだまだ続くのであった。

GMT3兄弟
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