ロレックスの買い方

ロレックスの買い方といっても別にどうやって購入するかの手引きではなく、私自身がどうやって金の工面をつけているかについて書いてみたい。私は特別にリッチな人間ではなく普通の会社員であり、そこから得る給料にしても、家族がいるため、すべてが自由になるわけではない。

ただ極端に物欲が少なく、時計以外にあまり金を使わない人間であることは確かだ。ファッションにさほど興味はなく、車も所有しない。毎晩遅くまで働いているため、仕事帰りに同僚と一杯などということもほとんどない(酒は好きなので、就寝前に毎晩自宅で飲む)。食べることに特別な執着もなく、飛行機が苦手なため海外旅行も行かないし、風俗通いもしない。こう書くとつまらない日々を送っているようだが、幸い好きな仕事につけており、基本的には仕事人間である。

では何に金を使うかといえば、昼と夜の食事以外ではと本とCDを買うぐらいであって、他にはほとんど使わないのだ。ただし競馬をやる。ほぼ毎週日曜日は少額だが馬券を買っており、自慢ではないがここ数年収支はプラス。実は馬券で大勝ちして購入したロレックスが2本ある。まあそれはたまたまのことだ。というわけで、毎月3~4万円ほどの余剰金が出る。賢明な人はそれを貯蓄や投資に回したりするのだろうが、私の場合はそれで貯めた分と、年に4回出るボーナスを併せてロレックスを購入していることになる。

だが、それとは別に昨年後半から本格的に実行しているのが、苦行のような500円貯金である。これは半端な貯金ではない。すべての支出を出来るだけ500円玉でお釣りがくるようにしている。例えばランチが800円だとしたら、千円札を出すようでは駄目で、1300円を出して500円玉の釣りをもらう。タクシーに乗っても、コンビニで何かを買うときも同様。これをやるとすべての買い物はプラス500円ということになり、そうすると一週間で最低でも10枚の500円玉が貯まる。下の写真は現在の500円玉貯金を床にぶちまけてみたもの。意外とありそうでない。この写真だと、ロレックスはおろかタグホイヤーすら買えない。現行のサブマリーナを買おうと思ったら、この写真の500円玉の塊が7倍は必要となる。改めて70万円の時計がいかに贅沢なものかと思い知った次第である。これを銀行に持って行って貯金するのは結構恥ずかしいかも。

最近ではグリーンサブの新品は並行品で80万オーバーである。過去の価格からすれば馬鹿馬鹿しいような価格だが、それでもロレックスという強烈な魔力は私を含むロレ好きたちを幻惑する。だが幸いなことに、この苦行のような500円玉貯金こそが、いるべき場所に私をとどめてくれる気がするのだ。私はこの500円玉で買えるようになるまで、次の新しいロレックスは買わないと決めた。初志貫徹のためにも、それをここで表明しておく。もしエクスプローラーⅠ114270の中古を25万円で買うならば500円玉が500個、違うモデルの50万円のロレックスを買うならば、500円玉が1000個である。その果てしなさの末に、ようやくそこへ到達したとしても80万円のSSスポーツ系はそのもっと先にある。それでも自分がロレックスを欲しいと思うのであれば(多分思う)、もう堂々と買えばよい。

というわけで、当分私のロレックス購入はない。一旦消費の快楽を断ち切り、所有の快楽を目指したい。これが私のロレックスとの今の向き合い方である。この500円玉貯金ぶちまけの画像はまたアップする。その馬鹿馬鹿しさを是非共有していただきたい。

500円玉貯金
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GMTマスターⅡ16710Mシリアル

先日とても幸いなことにGMTマスターⅡ16710Mシリアルを購入することができた。残念ながらギャランティーは付属せず。購入価格は相場からかなり安い。入手後すぐに日本ロレックスへ持ち込みOHへ。無事にOHを終えたので、本日ここに記載しておく。

ずっと探し続けていたモデルだからこの入手は素直にうれしい。購入したのは日本のショップだが、それまでは日本での購入は諦めて、日々海外の時計ショップを巡り、いざという時のために輸入の手続きまで勉強していただけになおさらであった。今回の購入にはそれなりの経緯があったのだが、そのことは後日アップしたいと思う。今は日も経ったので冷静に書けているが、購入した前後は熱い日々だった。

購入した感想としては、時計そのものはどうってことない(苦笑)。外観がそっくりな前のモデル16700を所有しているのでなおさらであるが、やはり憧れの時計であることは間違いなく、眺めるたびにため息が出る。それは所有できた喜びであるとともに、この時計を求めて日々ネットの深い深いところ、それこそあらゆる国の時計屋を巡った、ここ数か月の労力が報われたという思いからだ。イギリス、香港、オランダ、イタリアのショップの人と、決して得意ではない英語を駆使してやり取りをした。特にイギリスのショップではタッチの差で買い逃したのだが、そのことを知らせるメールで「この時計はいつ入荷するかわからないし、もう入らない可能性の方が高い。だが決してあきらめるな。いつか幸運はきっと君の元に転がりこむだろう」と励まされ、香港の中国人には「君の英語は決して下手ではない、グッドラック」とやはり励まされたことを思い出す。感無量のゲットであった。

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新着情報チェック

お気に入りに入れている時計屋のサイトは30ほどあり、毎晩ざっと5分ぐらいの時間をかけて新着情報のみチェックしている。基本的には、自分が買う前提で巡っているというよりは、相場を知るのと、出物を見つけたい気持ちからの行為である。これを繰り返していると、ショップ毎の価格感がだいたいわかってくる。

それにしてもサイトの出来は様々。当たり前だが、ネット通販では実物を手に取ることができないわけだから、顧客は不安やリスクを感じており、だからこそ写真は豊富に載せるべきだし、情報も詳しく記載して欲しいもの(特に中古品に関しては)。シリアルや年式、日差、傷の詳細などを記載しないで販売している店もある。必要としない人もいるのだろうが、不特定多数を相手にマスでビジネスを展開する以上、最大公約数を拾い上げることは大事だと思う。

さて、今週に入って見つけた希少モデルのことを少々。前にも記載した秋田のライジングタイムで、旧グリーンサブ16610lvのVシリアルと旧エクスプローラーⅠ114270のランダムという品薄商品が新品で売られている。前者は778,000円、後者は678,000円と、欲しい者には泣けてくる値付けだが、ここ数か月の相場からいえば仕方のない価格ともいえる。おそらく買取価格もそれなりであったのだろう。⇒ライジングタイム

ついでに書いておくと、イルソーレでオイスターパーペチュアル日本限定のデッドストックも売られている。附属品完備なら、探している人にはいい価格かと。今日はこんなところで。

オープンギャラ

ロレックスの並行品の中には、オープンギャラと呼ばれるものがある。それは店名や日付などが記入されていない保証書のこと。この両方の内、店名が記されていないと、保証書としてはアウトである。タグホイヤーで一枚持っているが、これはボックスをネットで購入したらついてきたもので、飾り以外の意味は見出せない。

さて、店名の記載はあるが日付が未記入のものや未来の日付が記載されているものもあり、これはおそらくは海外の大元のショップが好意でしてくれているものだと思われる。並行業者や仲買人に売却する際に、会うことのない顧客へのサービスのようなもの。

未来の日付はともかくとして、日付が未記入のギャランティーを手にしたら、悩む人は悩むのかもしれない。もし日本ロレックスに正直に告げれば、その保証書は無効ですといわれて終わり。まあそれは企業の対応としては当然のことで聞くだけ野暮というもの。

ネットの某掲示板で、並行品を購入したら日付が空欄だったので、保証書に記載されている海外のショップに手紙を送って、日付記載のシールを送ってもらったというのを読んだときには、さすがに目が点になった。律儀といえば律儀だが、その海外の店も驚いたことだろう。

もしそういうギャランティーを手にしても別に悩むことはない。購入した日付を自分で書いてしまえばよいだけのことだし、空白のままにしておいても良いではないか。現に私は下記のようにそのままにしている。こういうことは大らかに振る舞ってよいと思う。もちろん、不具合が発生した際に、嘘の日付を記載して日本ロレックスに保証を求めるようなセコイことをするつもりはない。新品購入して2年以内であれば、堂々と購入した日付を自分で記載して持ち込むだろうし、2年を過ぎていれば有償による修理を依頼するだけのことだ。

オープンギャラ

あえて店名は伏せるがこれがオープンギャランティー。ちなみにWARRANTY表記のいわゆるUSギャラ。

今日の新着情報

本日、コメ兵のホームページに旧シードゥエラー16600Vシリアルが掲載された。80万円越え。中古だけにその価格はう~む、といった感じ。古いモデルなので本来は為替の影響をあまり受けないはずなのだが、全国的にロレックスは高騰傾向にあり、これもやむなしといったところかと。つい1年ぐらい前に、それよりは20万円近く安く入手しただけに何とも言い難いものがある。ここのサイトには、シードゥエラーで検索して辿り着く人はあまりいないので、有益な情報ではないかもしれないが、一応希少モデルなので記載しておく。基本的にBランクを付ける店にしては珍しいA評価で、程度は良さそうである。⇒旧シードV番(リンク切れ)

同時に旧GMTマスターⅡ16710のZシリアルも掲載されている。写真を見る限り、このモデルでは珍しいカードギャラ。価格は638,000円。個体によるのはもちろんだし、あくまで個人的見解だが、この価格はZ番の後半なら悪くない。惜しむらくはクラスプの傷がちょっと目立つ。定価を越えているではないかと言う人もいるかもしれないが、ディスコンの16710は今やAやPシリアルあたりでも50万前後で売られており、そこから判断すればZの後半なら高くはないと思える。16700と16710のふたつを所有しているのでもちろん買わないが、時計好きとしては近ければすぐに見に行きたいところ。残念ながら三ノ宮店とのこと。⇒GMTマスターⅡZ番(リンク切れ)

最後はonomaxさんのブログに本日掲載された6桁新グリーンサブ116610lv。ここ最近の高騰モデルの代表ともいえるこの時計が、中古とはいえほぼ未使用に近い状態で60万円台。これは間違いなく買いかと。前にも書いたが、このモデルは数少ない欲しい6桁モデルなので個人的にも欲しいが、今は自らに禁止令を出しており已む無く静観。本日は店休日なので、明日には間違いなく売り切れる。とにかくここはおそろしいまでに在庫の回転が早いのだ。何度か店に伺ったことがあるが、常連を中心にいつも顧客がいて、店主がひとりで店を切り盛りしているため、なかなか応接の順番がまわって来ないという難点がある。つまりとても繁盛している店だということ。従って、欲しいブツがアップされたら、即電話で取り置きをお願いするか、店を信じて通販でオーダーをかけないといけない。悩んでいたらすぐに売り切れる。それと売り切れたからといって諦めてはいけない。なぜならこの店の常連さんは買って数か月で結構また売りに来るからである。これは店主から直接聞いた話。誤解を招きたくないので書いておくが、別に親しい関係にあるわけではなく、これは普通に店主と訪問客の会話で出た話。いずれにせよとても上得意のお客さんがついている店。⇒新グリーンサブマリーナ

水戸にデイトナという店があり

水戸にデイトナという名の店がある。ロレックスで検索すると結構引っかかってくるので、知っている人も多いと思う。ここはもうしばらく更新がされていないのだが、魅力的な中古やアンティークがたくさんあり、表示価格も円安で上昇する前の設定となっていて、ずっと気になっていたのであった。→ロレックス機械式時計専門店デイトナ

変な店でなぜか熱帯魚屋がメインで、小動物と一緒にロレックスを売っているらしく、グーグルのストリートビューで見ると、確かに熱帯魚と高級時計という文字が店の看板に記載されている。さらに調べると、ちょっと行ってみようかと思った。

私はフラッと競馬や観光目的で地方都市へ出かけたりすることは嫌いではなく、よく金曜日の夜に思い立って電車に乗って遠出する。そういう気ままなところがある。そんな調子で、ある土曜日の朝、上野から特急に乗って、この店へ行ってみたのだ。確か2月の終わりか3月の頭ぐらいのことだ。

HPではディープシーやヨットマスターが60万円台で掲載されていて、まあさすがに今もその値段では売ってはいないだろうと思いつつも、多少の山っ気はあって、もしかして本業の熱帯魚や小動物の販売が忙しくて、時計のことは放りっぱなしだったりはしないだろうか。参ったなあ、またコレクションが増えてしまう、などとご気楽なことを考え、そのもしものために鞄にはそれなりの金を突っ込んで行ったのだった。上野から水戸は特急で1時間ぐらいだったろうか、11時前には到着し、店のオープンは11時ということは確認済みだったので、少し駅で時間を潰してからタクシーで向かった。車で15分ぐらいの距離、帰りがやや不安。

店はとても大きく、東京によくあるディスカウントショップ並みの構え。ビルの上の方には大きい文字で「高級時計」と書いてある。オープン直後のまだ誰も客がいない店内に足を踏み入れると、店内にはずらっと水槽が並んでいて、とても時計屋とは思えない。入ってすぐ、正面の大きなショウケースが時計売り場。しかし、しかし、あるのはロレックスの空箱だけ。時計は見当たらない。嫌な予感…。

店内を見渡すと少し離れたところの脚立の上で水槽の中に餌をやっている男性(おそらくオーナー)と目が合い、ロレックスのことを尋ねると、彼は申し訳なさそうに「時計はおやすみしています」と言う。おやすみ?ひとつも置いてないの?と尋ねると、彼は申し訳なさそうにコクリと頷いた。マジですか…。

水戸まで時計を見にきて、売っていないという間抜けさ。店内は広く、熱帯魚だけではなくフクロウや猿などもいる。参ったなと思うが、事前に確認しない自分が悪い。でも何となく笑ってしまった。熱帯魚とロレックスを併売していたオーナーもおかしいし、朝っぱらから、こんなところまで来た自分の馬鹿さ加減も同様。

外へ出ると、外はビュービューと風が吹いていて、だだっ広い国道をダンプがガンガン走っている。タクシーも来ず、仕方なく記憶をたどりながら駅まで歩くことに。「何にもない、何にもない~♪」とハジメ人間ぎゃーとるずの歌を歌いながらの、そこから駅までの道のりはたいへんなものだったのだが、そのことは置いておく。水戸駅へ戻り、駅ビルの和幸でトンカツを食べ、偕楽園に行く気にもならず東京へとんぼ帰りしたのだった。

血眼で安いロレックスを探している人のために言っておきたい。水戸のデイトナという店にロレックスは一個もない。箱だけだ。以下、削除。

玉が出てこない旧グリーンサブ

前回書いたように、検索ワードで114270の次に多いのは16610LVである。旧グリーンサブはとにかく玉が出て来ない。新品ではクォークの委託でランダムが90万円弱、秋田のライジングタイムでZ番(未使用)が70万円弱。クォークの878,000円は結構な価格だし、ライジングタイムのZ番は保証書がつかないなど、どれも欲しい人にとっては悩ましいことだろう。

中古も玉は多くない。Z、M、Vあたりで60万円台というのは、さすがに高過ぎるが、おそらくこの先も供給不足が続くことは間違いないので、どうしても入手したい人は、少ない選択肢の中で良好な個体を選ぶしかない。購入価格が高いことは確かだが、旧グリーンサブの価値が今後下がることはないはず。先週JFKコレクションでランダムの16610LVが66万円(中古)で出ていたが、翌日にはHOLDとなった。自分はすでに所有してはいるものの、これは今の相場感覚からするとお買い得だったと思う。こちら→16610LVランダム

このモデルに関しては、今はもう迷ってはいけない。自分で基準を決めておいて、それに収まる個体が出たらすぐに押さえにかかるべきかと。旧グリーンサブは決して大げさではなく、多くの人が血眼で探していると思った方がよく、V番以降の新品が60万円台で出たら、欲しい人にとっては“買い”だ。この先50万円台で新品が手に入ることは多分ない。このモデルに関しては数年後にはプレミアがついて、80万、90万円となっても何の不思議もない。

グリーンサブマリーナは新型116610LVも美しい。ショップで手に取って見せてもらったことがあるが、角度と光の加減によって表情が様々に変化する。文字盤の美しさなら旧型よりこちらのほうが上だと思っていて、数少ない“欲しい6桁モデル”である。だが妖艶とすら表現したくなるほどのこのきらびやかは残念ながら自分には似合わないと思って我慢している。こちらも新品、中古共に玉は少ない。今さら過去を振り返っても仕方ないが、これやディープシーが60万円台で買えていたつい1~2年前が懐かしい。

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進む円安とロレックス

円の対ドル為替ががとうとう100円台に乗ってしまった。これはますます逆風である。100円という堤防が決壊してしまったことで、今後さらに円安が進む可能性は高い。高年式の16710を探すべく、この数週間ネットで海外の時計ショップを巡っていたため、この円安の威力は痛切に感じる。100円が110円になるということは、70万円の時計が77万円になるということだ。

この円安に加えて、日本ではロレックス正規品の値上げが控えている。確証はないがまず間違いないだろう。ロレックス社が真に狙っているのは、私のような中途半端な層を除外し、本当の富裕層だけを取り込むことでブランド価値を上げることだろうという気がする。そして多分それは戦略として間違ってはいない。世界の富のほとんどは全人口の上位1%の人々が占めているのだから。

私自身はあまり現行品に興味がないので、新品よりもここ数か月で軒並み値上がったまま高止まりしている中古相場の方が気になっている。ここ2年で3割ぐらい高くなったのではないだろうか。私が所有するサブマリーナ14060MなどはG番やランダムなどの高年式だと50万円弱まで価格が高騰しているが、これは2年前の購入価格よりも10数万円は高い。GMTマスターⅡ16710も10年以上も前のAやP番あたりでも40万円台後半の価格がついているから驚きである。これがさらに上がって、60万円でも超えようものなら、さすがに買うことが馬鹿馬鹿しくもなるだろう。

そういう逆風だらけの状況の中で、今後ロレックスとどう向き合っていくべきか、私を含むロレ好き中間層は問われている。潮目は変わりつつあり、ぼんやりしていると思わぬところに流される。

私はこの趣味を長く続けていきたいと考えている。私の経験上、趣味の最大の敵は“飽きること”である。趣味を趣味として続けていくには、実は結構な努力と創意工夫が必要である。漫然としている人はすぐに飽きる。逆に一気に燃え上がって買い漁る人もまた長くは続かない。資金が続かなかったり息切れしたり。自分のペースが大事。

趣味を長く続けることとは、すなわち自分のリアルな人生と趣味をどこまで並走させられるということでもある。自分の生活のペース、お金、時間…、自分固有の限られた条件の中で趣味と向き合うことは意外と難しい。ましてや外的要因で価格が上がりつつある昨今のロレックス、これは心してかからないと続かない。

私に関しては、まず所有している時計を大事にしながら、できるだけ実店舗にも足を運び、時に買い、時に売り、このブランドに対する知識を高め、感性を磨いていきたいと思う。それは平凡だが、多少自分へ無理を強いる何かであってよいと思っていて、このブログはそういう位置づけでもある。それがロレックスというブランドとの私の今の向き合い方である。もちろん将来のことはわからない。

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カジュアル時計としての114270~旧エクスプローラーⅠ

このブログを訪問してくれる人の検索ワードで多いのは圧倒的に16610lvと114270である。シードゥエラーやオイスターパーペチュアルでここにたどり着く人がほとんどいないことは少々さみしいが、それだけ旧グリーンサブや旧エクスプローラーⅠが人気モデルだということだ。今日は114270について少し書いておきたい。

これはすでにディスコンとなったモデルなので、さすがに新品の供給は減ってしまったが、このゴールデンウィーク中、吉祥寺DUELで新品が49万円で売られていた。この価格はディスコンとなった今はお買い得であったと思う。シリアルも高年式のV番。このショップは昔からとにかく114270の入荷には力を入れているので、シリアルや出荷国ナンバーにこだわって探している人は相談してみるとよいのではないだろうか。今は5万円上がって54万円で販売中である。ディスコンとなって久しく、その内に供給が途絶えて買いたくても簡単には買えない時期が来るのだから、新品にこだわって探している人は今の内に買っておくべきである。つい1年半前に新品が29万円で買えたという事実には目をつむるしかない。

以前記載したように、私はこのモデルのデッドストックG番をすでに売却している。だが、手放したことについてはやや後悔している部分もある。私はシンプルなこの時計が好きだし、36mmのケース径は細目の自分の腕周りに合っているからだ。従って、普段使い用に買い戻してもいいかなという気持ちもあるのだが、その場合には中古で価格も20万円台が妥当だろうと考えている。少なくとも40万も50万も出す時計ではないと、実際に過去そういう価格で購入した者として、そこは強調しておきたい。この時計はロレックスの中ではカジュアルな位置付けの時計だし、玉の少ない旧グリーンサブのように、将来に渡って高いリセールヴァリューを持ち続ける個体でもない。気軽にガンガン使うべき廉価モデルであり、その表現はこの時計への褒め言葉だと自分は思っている。

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旧シードゥエラー16600のブレスを逆づけ

ここしばらく使っているシードゥエラーのバランスがどうにも悪く、とうとうブレスの逆づけを決行した。6時側と12時側のブレスを逆につけるだけのことだが、これは私の腕が細いため、6時側のブレスが5つまでしか減らせないシードのブレス(93160A)だと、クラスプの位置が悪くて、時計が左手首の小指側に流れてしまうためである。

ブレスを逆につけると書けば簡単なようだが、ラグに横穴がないタイプの時計の場合、バネ棒の脱着は結構リスキーなのだ。外すことは何とかできても、はめるのは慣れるまでは大変な作業で、時計を傷だらけにしてしまう可能性が高い。実際のところ、私は自分のロレックスに結構な傷を作ってきた。

腕周りというのは結構汗がたまるため、洗浄のためブレスを気軽に外すことができるようになりたいと常に思っていて、これまで何度もトライしてきたのだが、あまり慣れることなくいつも途中で後悔し、ひどい時には一時間ぐらいかけて元に戻している。

さて今回の逆づけ。外すだけなら5分ぐらいでできるようにはなっており、今回も比較的楽に外すことは出来て、まずはブレスを水道水で洗浄。これをやるとピカピカになって気持ちがよいのだが、結局装着するときにはべたべたと指紋がつくことになる。ちなみに本体の洗浄はこれまでしたことがない。リューズをきちんと締めれば大丈夫なのだろうが、万一風防の中が雲りでもしたらたいへん。以前タグホイヤーの自動巻きをそれで駄目にしており、それ以来時計本体の洗浄はおっかなくてやっていない。

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シードのブレスを外していよいよ装着。下の写真のように、セロテープで保護するのが常套。

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今回はブレスの逆づけなので間違わないように慎重に。一回だけバネ棒外しがずるっとすべって、裏蓋の脇に傷を(涙)。デッドストック品を触るときには手袋をはめるほど神経質なくせに、普段使いの時計の扱いは我ながら雑というか大胆。傷も味のうち、気にしない気にしないと、本当はややショックなのだが平静を装って作業続行。今回は割と早い時間で完了するも、ガーン。逆になっていない。これだと元通り。

悪態をつきながら、またクラスプのところをばらし、次にブレスを外す。どうやらコツをつかんだようで、再び数分で装着を完了。付け心地は以前とは段違い。逆づけ後の下の写真を見てもらえばわかる通り、本体がやや下を向いており、これは腕にはめた際には親指側、つまり顔の視線の方向を向く。これならストレスはゼロである。ちなみに、下の写真ではクラスプの穴も最も細くなる位置(下から4番目の穴)に調整しており、これが旧シードの最も細い腕用の調整となる。旧エクスプローラーⅠのブレスも同様なので、腕の細い人はブレスの逆づけを試してみることを薦める。

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これから夏が来る。スーツは着ないので、オンもオフも普段着だが、オンはこのシードかオイパペ、オフはGMTマスターを使っており、どれもせめて2週間に一度ぐらいはサクッとブレスを外して洗浄したいもの。これらは将来的にも売却する気はないので、つけた傷はあまり気にしないでおく。

GMTマスター16700最終A番

先日GMTマスター16700の最終Aシリアルを購入した。これまで散々このブログで書いてきたようにGMTマスターⅡ16710のMシリアルへの憧れはあるのだが、玉は出て来ないし、中古を含む価格はどんどん上がっていく現状において、たまたまネットで16700の程度の良さそうな個体を見つけたので思い切って購入したのだった。

少し前にインターネットで見つけてしばらく悩んでいたのだが、ほぼ同時期に九州のJFK collectionで同じく16700Aシリアルのノンポリッシュを発見、残念ながらすぐにHOLDとなったことで背中を押された形となった。そこよりも若干安価に購入することができたが、あれがHOLDにならなければJFKさんで購入したかもしれない。

購入したところは無店舗販売専門ショップだったが、無理を言って事務所に伺わせてもらい、きちんと個体を確認しての購入となった。現物を見ずに中古時計を買うのはさすがにちょっとリスクが大きい。

正規ギャランティー、赤タグ、冊子4冊、品番入りのボックスと、付属品はほぼ完備。これは使用していたのだろうかというぐらいの良い状態で、しかも一度もOHに出していないところが気に入っての購入であった。OHは済ませているほうが普通はベターだと考えるものだが、私はとにかく研磨が嫌なので、それならこのような個体のほうが望ましい。ショップ側が買い取った際に前のオーナーから、勿体なくて13年間ずっと仕舞い込んでいて、一度もOHに出したことはないと説明を受けたとのこと。わかる、わかる(笑)。こちらとしてはありがたいことです。リューズの巻き上げはスムーズで、傷もほとんどなく、日差も良好。訪問して正味10分で商談成立となった。

16700は1990年から1999年までの製造で、最終のAとそのひとつ前のUの後半のみ針がトリチウムからルミノバに変更となっている。従って、文字盤下部はUの途中まではSWISS-T<25、U後半とAはSWISSのみの表記となる。AにもSWISS MADEの表記があるという説があり、実際目にしたこともあるが、それがオリジナルからそうなのかどうかはよくわからない。ちなみに個人的にはSWISSというONE WORDのみの表記は視覚的にはあまり好きではない。

ベゼルカラーは青赤のPEPSI。青は濃いブルーで、赤は退色なしのレッド。きれいな配色である。普段使いしているシードゥエラーと比べると軽くて装着感は抜群。というかシード重過ぎ。

ということで、またまた最終品番物のロレックスをGETしたのであった。購入しての感想としては、これまでのどのロレックスよりも満足度は高く、GMTマスターはやはり良い時計だと認識。こちらはオフ用として、ガンガン使っていこうと考えている。

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