とりあえずロレックス

先日、会社で30代の、ヘッドハンティングされてきた超のつくエリートの腕にロレックスを発見。あまり会社で時計を話題にしないのだが、思わず「おっ、ロレックス!」と声をかけてしまった。「エク2かあ」の私の言葉に彼は「そうなんですか?」と。いくら何でもロレックスを腕に巻いておいて「そうなんですか?」はないだろうと思い、「それエクスプローラーの2だろ?」。「いやよく知らないんですよ。これロレックスですよね。とりあえず時計はロレックスかなと思って買ったんですがそれ以外のことはよく知りません。ハハハハハ」。と屈託なく笑う。ちなみに私よりは遥かに肩書は上。

私はロレックスを1本だけ所有する男を馬鹿にするつもりは毛頭ない。いやむしろ最強のロレックス所有者ではないかとすら思う。深い逡巡の末にそれを選び、深い愛情とともにたった1本のロレックスと長い時を刻む男というのは憧れですらある。だが、“とりあえずロレックス”はいただけないなあ。ブランドやモノに対する愛がないよなあと。それで、私もハハハハハと、とりあえず一緒に笑っておいた。「いいんじゃねえの~、別に、ハハハハハ」。まあ小馬鹿にしたわけである。

ところが後で考えたのだ。“とりあえずロレックス”は確かにいただけないとあの時は思った。だがよくよく考えてみると、それこそがロレックスという最強ブランドの強みではないか。金がある奴の「とりあえずロレックス」。そういう裾野の圧倒的な広さこそがロレックスの強さ。いや金持ちだけではない。金がない奴の「いつかはロレックス」、それだって大事。そういう百万の人たちの淡い憧れを馬鹿にしてはいかんなと。それに“とりあえず”の思いは意外と深く、逆に私やあなたの“こだわり”などは意外に浅いかもしれぬ。

何度も何度も書いてきたが、ロレックスは鏡のようにその人の心を映す。私の心もまた映し出す。おもしろおかしいことも、情けないことやひどいエゴイズムやら醜悪な様までも。だからおもしろい。おもしろいから、来年も我はロレックスとともにあるのだろう。

これが今年最後の記事。で、通算150回目の更新。

今年一年たいへんお世話になりました。途中からコメント欄を閉鎖したことで、会話を交わすことができなくなってしまって少々寂しくなりました。今年2014年度にコメント(拍手コメント含む)をいただいた下記の方々にお礼を申し上げます。又、このブログを訪問していただいたその他の方々にも感謝申し上げます。来年2015年が皆さん全員にとりまして良い年となりますことを祈念いたします。良い時計との出会いを、時計を通じた良き人との出会いを、たかだかブランド時計ですが、それでも人間が作り上げたすばらしいモノを通じて皆さんの人生がより豊かでありますことを、お祈りいたします。

                                                       2014/12/30 オイパペ

STMさん、river63さん、パースさん、ひさまるさん、sweetieさん、ノスタルGさん、えーすさん、kazuさん、英国人さん、アエラさん、空気王子さん、走り屋ランスさん、ぷらりさん、panさん、シード好きさん、レベルソ大好きさん、まなやんさん、まぐさん、ヒゲおやじさん、マイルドシティさん、ryjさん、tirolさん、どんさん、にんじゃ300さん、まらおさん、ブルーノさん、いきなり男子さん、haruさん、manさん、JOYさん、シン店長さん、きむー!さん、ジウジアーロ117さん、せんちゃんさん、エルプリ大好きさん、モーリーガンさん、瀬戸さん、P子さん、いなりずしさん、ライムさん、ゴロゴロさん、山田さん、Dr.Kさん、micさん、サブさん、menさん、ニンジャハッタリさん、その他匿名希望さん・・・皆さんありがとうございました。良い年をお迎えください!
スポンサーサイト

日本にもV番が卸されていたのかと、

それほど大した記事ではないのだが、備忘録として。

昨日、楽天やヤフオクで旧シード16600V番が販売された。それだけならどうってことはない。ただ日本正規品というのが、少し、いや大変めずらしいので、老後のために(笑)書き留めておきたい。少なくとも私は初めて見た。誰が言い出したわけでもないのだが、シードは日本ではM番が最終だとされてきたし、事実私もこれまで日本正規のV番は見たことがないので、このギャランティーはちょっと見てみたい。どこの正規ショップさんなのだろう。2009年8月購入と記載がある。すでに売り切れ。⇒*要注意。最下段参照

だが韓国物もシンガポールや台湾物もあるので、日本だけないのはそもそもおかしかった。ちなみにそのシードV番、最近5頭という個体を発見して(ヒマだね~私も)、早速メモしたのだ。笑わば笑え。⇒16600V5

都市伝説と言ったら大げさだが、例えばGMTマスターⅡ16710のM番には黒ベゼル仕様はないというのがある。黒ベゼルはZが最終というもの。だが私は黒ベゼルのM番を見たことがある。もちろんベゼルを後から交換したものかもしれないが、一体誰に「~はない」などと断言できるというのだ。例えば、その16710のM番は3頭までと海外の有名サイトにはっきりと記載されているが、私は4頭のM番を所有している(44や47の交換ダイヤルではない)。

結局のところ、ロレックスが何も正式アナウンスしない以上、本当のことはわからないということだなと納得。そうか、そうか、それにしても日本にもV番は卸されたのか、メモしておかないとな。と相変わらずの私であった。

2015年1月8日追記:何と売り切れていたはずの上記が本日またアップ。しかも「国内正規販売店」は密かに「海外正規販売店」に書き換えられている。ショップの単なる記載ミスだったようだ。本来なら記事そのものを消してもいいのだが、紹介した責任というのもなくはないし、こんなこともあるのだという意味で記事は残しておく。ただし、ここから万一間違って購入する人がいるといけないのでリンクは消した。

物欲

私は自分で言うのも何だかあまり物欲がない。精神的充足へのこだわりは強いが、モノへの欲求は薄いほうである。ロレックスだけが突出していて、そのことでバランスが取れている側面がある。

毎年クリスマスや誕生日となると、家族から何が欲しいかと聞かれて困る。「手巻きデイトナ!」のギャグは14歳の娘にもはや通じない。相手は14歳だから、まあ2千円か3千円ぐらいで済ませてやらねばならないのだが、なかなか思い至るモノがなく、それで深く考えずにマフラーとリクエスト。そうしたらマフラー?わかったよ。何色がいいの?というので、エンジ色とこれも深く考えずに答えたら、「ええ!エンジ?似合わないよパパには」とまた言う。パパは黒とかグレーとかだよと。「そんなことないよ、前に意外とパステルカラーとかも似合うと言われたこともあるんだよ」。これは口がすべった。「へえ誰に?」。まさか昔の女とは言えない。「誰誰?そんなこと言ったのは」。追い詰められた末に出たのは、なぜそんな言葉だったのかわからないのだが、「せ、先生に」。

「ええ!?せんせえ~い?そんなこと言う先生がいたの?パパにパステルカラーが似合うって?」

もちろんそんな先生はいない。娘よごめん。気もそぞろに会話するからこんなことになる。

「それ高校?大学?」。うむむむむ。高校だよ。「男の先生?女の先生?」本能的に男の先生と答えて逃げようとしたが、男の先生が男子生徒に「君はパステルカラーが似合うよ」は絶対におかしい。女の先生だよ。「ふ~ん」。娘ももう子どもではないのだから、真剣に受け応えしないといけない、反省である。

結局、クリスマスイヴの昨夜、娘は私にシャーペンと1500円のitunesカードを買ってくれた。物欲がないと書きながら、このうれしさは何としたことか。。。参った。    (チョンガーたち、ごめんな)

プレゼント

ハッピー・クリスマス

今週はクリスマス・ウィーク。
メリークリスマス!

今日は珍しく、多くを語らず。下記の映像を。
悲惨な現実から目を逸らさず…。
みなさん、ハッピー・クリスマス!




古いサブマリーナの冊子

私は間違いなくコレクター気質の男である。以前、それが誰だったか思い出せないのだが、あるブロガーが「付属品にこだわのは将来売るときに高値にするためだろう」と書いていたが、少なくとも私についていえば、それはまったく違う。むしろ逆である。将来売却が濃厚な時計(つまりそれだけ愛着の薄い時計)の付属品などどうでもよいし、付属品の有無で買い取り額などほとんどかわらないと思っている(ギャラは別)。だから目的は金なんぞではない。断じて違う。

だが、“断じて”などと力むほど、じゃあ高尚な感性かと問われればそれもまた違う。ただの“こだわり”、あるいは自己満足でしかなく、立派ではないが、それほど恥ずかしいことでもなく、害はないが、人さまの役にも立たない。何というか、慎ましくやっていればよいのではないかと思う、こういうことは、こそこそっと。

先般トレードして得た1680の付属品が下記。ありがたいことになかなかに揃っている。200/660のイカリも当時モノだし、ホログラム前のクロノメータータグ(赤タグ)も、写真では見づらいがグリーンタグもある。外箱は70年代のタツノオトシゴ(seahorse)、裏蓋REFシールは後付けとのこと。さらには交換用太字ベゼル付き。

041.jpg



ただしサブマリーナの冊子が欠損。欲しいと言えば欲しいが、これがやっかいなことになかなか高価で、かつあまり売っていない。

EARLYSUBBOOK2.jpg

オールニューから帰ってきた肝心の時計のほうはすこぶる順調である。日差はプラス5秒ぐらい。何度も書くが、ケースがぶっとい。毎朝つけるたびにそのことを実感する。元々インデックスも針もキレイ目なので、ケース及びブレス交換によってヴィンテージ感はゼロ。文字盤はまだ赤表記の在庫があった時期に交換されているのかもしれない。そういった交換用文字盤等について調べて知識を得たいと思うが、ネット上に詳細な情報を見つけることが出来てはいない。1680や5513のオリジナルと同じ仕様の交換用文字盤は何年頃まであったのだろうか?外国のサイトに行けばわかるのかもしれないが、英語で調べるのは今はやや億劫。機会を見つけてどこかで書きたいとは思う。以下は備忘録として。2014年の今の時点で、サブノンデイト5513の文字盤を交換すると風情の無いフチ有になってしまうが、5512の文字盤交換はフチ無しでOKとのこと。興味のない人にはまったく無益な情報。急激に寒さが増しているようなので、みなさんご自愛のほどを。

忘年会シーズン

毎月のように騰がっていくロレ価格。冷静になるにはいい状況ではないか。為替と関係のないところでヴィンテージ物や質屋の中古までもが騰がるところがおもしろい。愉快である。人間の為すことはおもしろいなあと。エルプリのA番などみるみる内に騰がっていって140弱あたり。これが売れるんだなあ。当時の定価は確か60万円ぐらいだから、倍付以上である。まあ古い時計に当時の定価云々はナンセンス(古い!)ではある。とにかくロレックスで一喜一憂それも悪くない、と言いたかった。

10月の末に預け、帰還に3~4ヶ月かかると通知されていた赤サブ1680が日ロレから帰って来ている。予告したように、ミドルケース、裏蓋、煙突風防、ブレスをNEWに。ベゼルディスク、文字盤、針はそのまま。トリチウム針が交換を免れたのは喜ばしい。その記事もいずれは書こうとは思うが、年内はほぼ書き終えている2~3の原稿アップで終わることになると思う。それにしても、オリジナルの赤サブはこんなにぶっとかった(太かった)のかよ?と。これまで手にしたヴィンテージ物のペラペラの感触を思い出す。古い時計は売買のたびに想像以上に削り込まれているのかもしれない。

忘年会シーズンたけなわである。例年、年末の飲み会はほとんど断るのだが、今年は少し気持ちの変化もあり、オファーいただいた会はすべて受け、幾人かはこちらからもお誘いした。その変化の要因としては自分が若い時分にお世話になった年上の方が亡くなることが少しずつ増え始めたことが大きいかもしれない。だが、連夜の飲みとなるとやはり身体的にはきついわけで、毎朝へろへろ状態である。困るのは必ず2軒目にキャバクラやクラブ等に連れて行こうとする人。私はこれが駄目。つまらないのだ。はっきり書くが、私はもう若い頃に風俗は極めた。たぶん500回、いや800回ぐらいは行ったと思う。楽しい思いもしたけれど、もういい。来週も夜はすべて埋まっている。飲み過ぎて、時計を落とす、失くすなどということは避けねば。意識を失うほどに飲む習慣のある人は気をつけて。駅のホームや電車内の熟睡でやられることも多い。スーツの人は財布が入っている胸ポケットには必ずボタンを。

大阪へ

先週末から仕事で大阪へ。大阪は好きである。特に夜。道頓堀のあたり。飾り気のないにぎやかさ。あの辺りは独りでも楽しめる。とにかく大阪は好き。

時計に割く時間はあまりなかったのだが、ヴィンテージの聖地ともいうべきリベルタスさんにだけは行こうと決めていた。行ってみると、いやはや敷居の高い店であった。入店するのに中から鍵を開けてもらわねばならず、出るときも自ら鍵を解錠して出なければならない。常連の人たち数人でにぎわっていて、と言うか誰が客で誰が店の人かもわからない。お店というより、パーティ中の人の家に勝手に上がり込んでしまった感じ(苦笑)。誰これ?と浮きまくっていたと思うが、気にせずに暫し拝見させてもらった。このショップの時計。ぶっ飛ぶ。中野で見るヴィンテージとはもう大違い。いや痺れたの何の。展示されている個体からは顧客とショップの良い関係が垣間見える。いくつかの個体はオーラを放っていた。本当は1時間ぐらい長居をしたかったのだが、帰宅時間が迫っており、ゆっくり見ることができなかったのは誠に残念であった。ブラウンに変色した1016、あれは欲しいなあと。

自由になった時間はこれだけの今回の関西行き。やはり旅はプライベートで行かないと駄目だと痛感。仕事だと気持ちに余裕がない。今度は時間を取って各ショップさんをゆっくり回ってみたいと思う。それで夜はやはり道頓堀だな。さてさていつになるやら。今日はさくっとこんな感じで。
プロフィール

オイパペ

Author:オイパペ
ロレックスとともに

カウンター
最新記事
リンク
検索フォーム
PR
カテゴリ
最新コメント
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
QRコード
QR