0時10分のロレックス

前に時計を使い回せないという記事を書いたが、皮肉なことに、あれ以来何かが吹っ切れたかのように、シード以外の時計も使うようになった。いい加減というか何というか。真面目に読んでくれている方には申し訳ないような変わりようである。

ここ数日、GMTの16700や16710、オイスターパーペチュアル116034も使った。多少時刻合わせは面倒ではあるものの、違う時計を使い回すのも悪くはないなと思い、まああまり深く考えずに楽しめばよいと思えるようになったことは事実。といってもシードを2日続けて使わないことはないので、そのリューズを回して時刻合わせをすることはない。シードだけは普段使いを始めてから一度も時を刻むことをやめたことはない。

その使い回しで、私は仕事中にほとんど時計を見ないということを改めて知った。見ているのかもしれないが、仕事中は余裕がないせいか、記憶にまったく残らない。私がロレックスを意識するのは決まって深夜のある時間である。そのときになってようやく、ああそういえば今日はGMTをつけていたのだ、などということを思い出すことが多い。OH!そうかそうか今日はPEPSIだったかと。

私はほぼ毎晩終電間際の電車に揺られながら、前にも書いたように、深夜0時に更新されるJFKさんのブログを読む。そして地下鉄の駅に着き、階段を出たところで、晴れた夜には、きれいなお月様がぽっかりと浮かんでいるのが見える。そして決まってそこの水銀灯の下で時計を見る。なぜだかいつもそこでロレックスを見る。視認性の悪い黒文字盤でも、水銀灯の灯りの下でははっきりと時刻を読むことができ、ああ日付けが変わって今日も無事に一日が終わったかと実感する。

年を取ったせいか、平凡な日常こそがありがたいとしみじみ思うようになり、明日もまた面倒なことや嫌なこともあるだろうが、とりあえず今日は無事に終わったと、少々重たかったその日の何かを下ろして、ちょっと晴れ晴れとした楽しい気分になる。自分自身に戻れる時間ととでも言えばいいだろうか。そのときに我がロレックスの針が示すのは大体は0時10分ぐらい。なので、私にとってロレックス文字盤の象徴的な映像イメージといえば深夜0時10分なのだ。私とロレックスとの濃密にして幸福な時間である。

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