JFKさん訪問

今回のちょっとした旅は福岡行きであった。木曜日の夕方から金曜日いっぱい休暇を取り土曜日に帰京。途中ひとつだけ簡単な仕事に打ち合わせをしたが、基本的にはプライベートでの旅行。

飛行機が駄目なので、15:30東京発ののぞみに乗車。旅のお供は左腕にGMTマスター16700、右腕にオイパペ116034を。車内は仕事のメールと読書での約5時間だが、昔から電車はどれだけ長くても苦ではない。21時半過ぎに博多着。博多は数年前に1度だけ来たことがあって今回は2度目、土地勘ゼロである。駅から数分のホテルにチェックインしてから、外へ出てサイゼリアで遅い夕食、コンビニで買った酒を部屋飲みして25時には就寝。

翌朝はホテル近くで軽く仕事を済ませたあと、福岡城址へ。徒歩で30分ぐらいだが、荷物が重かったことと雨上りの町が暑かったこともあり汗だく。途中、後で訪問予定のJFKさんの所在地を確認。天神の中心部、一等地である。福岡城のことは多分興味ないと思うので省くが、平日だったこともあり人気もまばらで快適であった。ここは来年の大河ドラマの主人公黒田官兵衛ゆかりの城である。

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下の写真は黒田官兵衛(如水)の隠居館があったあたり

この後、別のコースをたどったため、天神への方向を見失い、また汗だくに。スマホの地図と格闘しながら、JFKさんに到着したのは12時半頃だったかと。

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店はとてもこじんまりしているが、とてもキレイである。行くことはメールで伝えてあり、入店後、天野さん、箕輪店長、そして塩川オーナーの順に挨拶。お客さんがいなかったこともあり、結局小一時間の滞在。オーナーからブログを褒められて少々照れる。

そうそう見ていってくださいよと、オーナーがデッドストック130万円のシードV番を出してくださり拝見。シードV番の完全デッドを見るのは初めてで、何とも言えないオーラが。これまで数えきれない数のシードを見てきたが、これは非の打ちどころがない個体。本当に完全なデッドストックである。どうですかと勧められ、いやいや高いしと言うと、この値段はあってないようなものだなどとおっしゃる。内心はやはりいいなこれと思う。まあシードは持っていて普段使いしているので、まったく必要ないのだが、やはりシード好き、最終シリアル好きとしては心が動いたのは紛れもない事実。シードV番を射程に入れている人は一度ぜひ店に行って現物を観察することをすすめる。これやGMT16710M番の価格は今後下がることはないし、完全デッドストックなどまず出てこない。希少であることの価値が今後下がることもない(多分)。値段交渉も可能だと思う(多分)。

他の展示物もひとしきり眺めて、そうそうとお土産を渡したあとまた歓談。主に相手をしてくださったのはほとんどオーナー。ちょっと色々なやり取りの流れで今日の夜はどうされるの?ああ夜はポールマッカートニーのライブに行きます。その後は?食事でもどう?とうれしいお誘い。厚かましい私はええ是非と。これは話というか経緯ををちょっと端折っているが、それはそれ。書けないこともある。

それでポールの話が出たので、店に行ったことのある人はよくご存じの、入り口のショウケースの中に並ぶビートルズ関係のグッズの話題に。塩川オーナーは高校生だった1965年の貴重なビートルズ武道館コンサートを生観戦したとのこと。よく見ると、その横のジュークボックスの曲目はほとんどがビートルズナンバーではないか。徹夜で並んでチケットを取った話、他にもJFKさんの店名の由来やらいろいろと教えていただく。

その後は例のオーナーコレクションを見せていただく。スペースドゥエラーや健さん刻印入りのエクワンなどなど。ヴィンテージ物に造詣が深くない私でも驚くそれらは詳しい人が見たらもっと感動するであろう。あれらを見るだけでも行ったことのない人は一度足を運んでみてはいかがだろう。

じゃあコンサートが終わったら携帯に電話をといわれて、ああそういえば今日のポールのチケットが余分にあることを思い出し、オーナー良かったら一緒に行きますか?と。ジェジェジェ(本当にそうおっしゃった)、武道館以来48年振りだとたいへん喜んでいただいたので、カバンをごそごそと、あったあったとチケットをお渡しし、では後で現地でお会いしましょうということに。間際に入手したチケットだったので2枚ペアでしか入手できなかったのが幸いした。cal.3186が入ったらぜひ連絡を下さいと箕輪さんに話して店を後に。店長、天野さんとはここでお別れ。ありがとうございました。お会いできてうれしかったです。

その後は天神をブラブラと。岩田屋のロレックス売場に行き、価格改定初日の様子を伺うも、スポロレの展示はほとんど無しでドレス系ばかり。その後また道に迷う。本当に方向感覚ゼロ。行こうと思って目をつけていたラーメン屋もまったく探し当てることが出来ずに断念。大して美味くないラーメンを食し、朝から歩きづくめで足も痛いので一度ホテルに戻ろうとして歩いていたら福岡城へ。ゲッ逆だ。私のホテルとJFKさんと福岡城址は同じ一直線上にある。また歩いて戻ってJFKさんの前を通りホテルへ帰還。さすがに疲れて寝てしまった。写真はその途中で偶然見つけた旧JFKさんのビル。あまりのボロさにびびった。大きな地震が来なくて本当によかったよかった。

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午睡から目覚めたら開場どころか開演1時間10分前。慌てて身支度してヤフオクドームへ。これがまた駅から歩く。人がたくさん流れていたので、さすがに今度は迷わず、着いたらすでにオーナーは着席。コンサートの話も省く。席はちょうど正面のスタンドの3列目。遠いが思ったより悪くなくて一安心。コンサートはよかった。生でビートルズナンバーを聴けたことは一生の思い出になる。LET IT BEを歌う前にポールがこの歌を震災の犠牲者に捧げますと言ってくれたことはうれしくジーンと来る。オーナーも楽しんで下さった模様。歌っておられた。

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係員が誰も来ないので、オーナーも私もスマホで写真を撮りまくり

終わってタクシーで博多へ。オーナーの駐車場まで行って車を乗り替え、途中で奥様をピックアップして3人で奥様の妹さん夫婦のお店へ。奥様はとても優しく笑顔の素敵な方であった。妹さんは逆に快活な方でかつてメジャーレコード会社からジャズのCDを出された経歴があるとのこと。そのお店でオーナーを挟んで3人でお酒と食事を。出していただいた料理はどれもたいへんおいしいものであった。

話はもっぱらロレ好きの方々の話。ありがたいことですとオーナーは何度もおっしゃっていた。私が、きっかけはあの超高名なブロガーさんのディープシーmark1購入の話からではないですか?私もあの感動的な話でJFKさんの存在を知りましたよと言うと、オーナーもそうなんですそうなんですと。そしてその方がいかに人間的にすばらしい人であるかを何度も語っておられた。

それから私のブログに何度かコメントを入れて下さった方々についてもオーナーはとても詳しい。エースさんが博多の方であること、ここへ呼ぼうか悩んだけど次回はと。彼は本当にコワモテかと聞くと、いやいやそんなことはない、実にジェントルマンですと。ハハハ。楽しい話題は尽きることなく…。再度書くが、JFKさんに関わるロレ好きの方々には心底感謝されていた。もっとたくさん話はあったが割愛。

それにしても私も本当に厚かましい。悪い癖である。オーナーやそのご家族の方々と初対面であるのに焼酎飲みながら、あっ焼きそばも頼んでいいですかなどと。奥様もどうぞどうぞお好きなものをと勧めてくださる。いやあ今日ポールを見られるとは感激だとオーナーに何度も言っていただき、奥様もあなたよかったねと。心温まるやり取りであった。そのままだったら無駄になるチケットでここまで喜んでもらい、お酒と食事までごちそうになるという厚かましさに多少の後ろめたさはあるもののアルコールでごまかした。まあこれもロレックスが取りなす縁かと。

私は毎晩飲む割に酒はそれほど強くはなく、傍から見ると素面に見えただろうが4~5杯の焼酎で途中からはそれなりの酔いに。オーナーは九州男児らしくお酒はいける方。オーナーこれ記事にしていいですか?ああどうぞどうぞ書いてくださいと。ずっとブログを拝見していて感心していたから、初めてオイパペさん(会話はもちろん苗字である)からメールが来たときは、やっとうちのショップに連絡をくれたかとうれしかったよと、もちろんお世辞だろうが言ってくださる。ちなみにオーナーのはめていた時計はロレックスのクォーツだったと記憶する。

あのシードはオイパペさんのために取っておくなどと、多少は酔っているのであろうオーナーがおっしゃる。買えないけどうれしいお言葉。まったく最終品番好き冥利に尽きる。あとすごい出物について語っておられたが忘れた。デイトナのことだった気がするのだが。

それと信条を語っておられて、確か、怒らない、それから…、忘れた。だが忘れると思ったので、この含蓄のある言葉はスマホにメモったのだった。ええっと、“怒らない、怖れない、悲しまない”、この3箇条だそうだ。社員にも自分は怒らないとおっしゃっていたが、眼光鋭く居合いの達人でもあるオーナーが本当にそうなのかは箕輪さんたちに聞いてみないとわからない。だが、ここで詳しくは書かないが、教えていただいた話から山あり谷ありの険しい道をくぐって今日まで来られたことは間違いない。頭が下がる思い。

気付くと1時近い。最後のほうでハンサムな旦那様が作ってくれたプリンがやたらとおいしかったのを覚えている。店を出たところで妹さんとハグしてお別れ。東京でのライブ楽しみにしております。ごちそう様でした。運転代行の方が迎えに来てホテルまで送っていただき、そこでオーナーご夫婦ともお別れ。ありがとうございました。たいへんお世話になりました。そしてごちそう様でした。

部屋に着くなりそのまま寝た。寝たというより気絶した。前日の長旅、福岡城、JFK訪問、天神迷子、ポールのライブ、そしてオーナーとの酒食と楽しい時計の会話。あまりにも濃密な時間であったゆえ仕方ないか。

翌朝、帰りの車中で思った。ここでロレックスを買われた多くの方が、また次もここで買いたいと思う気持ちがわかった気がした。単に高級時計をやり取りする以上の何かがJFKさんにはある。それが何なのかを今ここで言葉にするのはとても難しい。それはまた機会を見つけて書いてみたい。
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