500円玉貯金と114270

あまりブログで売り買いのことはリアルに書かないことにしたのだが、この時計のことは記事にしておく。昨年末に友人から旧エクスプローラー114270G番を譲ってもらった。そのことは前にも書いたように、全額500円玉貯金による支払いである。我ながらよくがんばったものだと思う。700枚である。実感としては、半端ではない道のりであった。ほぼすべての買い物がプラス500円という感覚。800円のランチは千円札&300円で500円玉を釣りでもらう。文庫本も缶ジュースも全部そんな感じ。例えば飲みに行って6800円だったとしよう。普通なら7000円か10,000円を出して釣りをもらうが、それだと駄目で、私の場合は10,300円を出すのだ。これは変な人であり、事実怪訝な顔をされることも多いが、釣銭を出すときに店員さんが納得の顔をしてくれることが可笑しかった。釣りは常にシンプルなのである。3500円とか。

少なくともこの貯金を始めてからの1年2ヶ月、私は1度しか500円玉は使わなかった。打ち上げの後の帰り道で、酔っぱらって酔っぱらって、どうしてもポカリスェットが飲みたくてヘロヘロになって自販機に行ったところ、財布の中には万札と500円玉しかなく、クソーとうめきながらとうとう信念を曲げてしまった。11月頃の話。誓ってその一度だけ。

この苦行を通じて学んだことがある。まず、500円玉は重い。札入れの小銭ポケットに常に7~8枚の500円玉が入っていることが多く、常にジーンズの尻ポケットに財布を入れるため、空腹時にはズボンがずり下がりそうになるほどであった。次に、暗算力が増す。コンビニで894円ですといわれたら即座に1394円という数字を導かなければならない。1円玉がないときに1390円を出したら駄目、釣りは496円とまったく意味がなくなる。そういうときは切り上げで1400円を出さなければならず、そうであれば506円となる。これはちょっと早いがボケ防止にも役立ったはずである。最後に、ロレックスは高い。それは実感、いや痛感した。安く譲ってもらって700枚でこの苦労、もしサブデイトを正規ショップで買うなら1600枚、狂気の沙汰である。

少しは時計のことも書かねば。出荷国はイタリア。シリアルはGの0番から始まる。友人はほとんど使っていなかったらしく、傷も少なく、竜頭の巻き上げも軽い。OH歴はなし。ケース径36mmというサイズは私の体型や腕周りにはほぼジャストフィットであり、例のごとくブレスを逆付けしたので6時側5駒のストレスもない。とにかく薄くて軽い。このシンプルさなら服装もシーンも選ばない。私の所有の中ではシードの対極に位置するモデルとなる。

普段からシードを絶賛し、その気持ちはもはや愛に近いと思っているが、実は自分に似合うとは思っていない。シードは自分の上へいくモデルというか。そういう意味では、旧エクワンはもっとカジュアルな位置づけ。シンプルで気軽でフレンドリーな時計として所有しておきたかった。またその欲しいという我が欲望も渇望するようなものではなく、まるでこの時計のように普通にシンプルに淡々としたものだったことも付け加えておく。

どんどんロレックスが大型に、あるいは質実剛健に進化していることを鑑みると、これもまた古き時代の時計といえるのかもしれない。預貯金からポンと買うのではなく、1年2ヶ月に渡る苦行のような500円玉貯金で手に入れたロレックス。大事にしないわけがないなと。今日はこんなところです。

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