デイトナについて少しだけ

初心者のためのデイトナ講座というのを書こうと思っていた。初心者というのはもちろん私のことであり、備忘録としてここに記しておこうと。そしてここ数週間ぐらい、夜な夜なネットでまじめにデイトナのことを調べ、書籍を紐解き、休日には多くの店舗に足を運んで実物を見せてもらう、そんなこんな繰り返している内に、いつでも1019のようにそれなりの原稿をアップできる状態にはなったのだが、もう結構な知識が頭に入ったので面倒くさくなってしまった。ので、やめ。

前にブログで、デイトナについては記述しないなどと書きながら撤回したのには訳があって、昨年末にエクワンを安価で譲ってくれた知り合いとこの前酒を飲みながら話していたときに、「デイトナを持たずにロレックスを語らないほうがいいよ」と言われたことがきっかけ。本当はそのときのすごくおもしろいやり取りをこのブログにアップすべく原稿を書いたのだが、メールで送ったら当の本人の検閲に引っかかってしまいNG。まあポール・ニューマンとか持っている男なので…。彼のmac book airに入っている手持ちロレ画像は壮観である。ちなみに最も気に入っているのはGMT1675のミラーダイヤルだそうである。彼についてはここまで。

デイトナについては、今はもう所有しているかのごとく知識は得た(と思う)。最初は225タキとか段落ちとか、浅彫り、深彫りなど、まったく知らない世界だったのだが、こういうささいな希少性は好きである。手巻きでは6265のシルバーが好みかなと。

先日、中野の某店で16520A番のエルプリを手に取らせてもらったのだが、ものすごく綺麗で、「これビンビンに磨いたでしょう?」と聞くと、「はい、一応」と。15年前の時計がこれだけ綺麗だと少々違和感があるが、腕に乗せた感じはとてもよかった。数日後には売り切れ。クォークさんの某支店。PNが置いてある。他にも6263、6265、16520A番デッドストックも。非売品扱いが多かったが、それでも滅多にない機会なので勉強になった。

冒頭に書いたように、面倒なので「初心者(自分)のためのデイトナ講座」は中止。まあネットで何でも調べられるご時世だし。ただ、ちょっと感覚的にわからないのが、エルプリについて。エルプリという他社ムーブが搭載されていることの価値が、浅学ゆえ自分はいまひとつわからない。名機エルプリ搭載といわれても、ムーブメントの性能についてまで調べていないので。デザインについては、16520と現行では特に好みに差はないが、どこへ行っても現行116520がずらっと陳列されているのには食傷、正規店では手に入らないと聞くだけに何だかなあとやはり感じる。

最終のP番に気持ちがかき立てられるものは意外なことにあまりなく、もし買うことがあれば個体重視でいいのかなと。それとインダイヤルの機能は、おそらくまったく使わないであろうから、シンプルな時計が好きだという自分の好みからは少々???だが、絶対的なデザインの良さは認めざるを得ず、見れば見るほど恰好いいし、多くの人を魅了することはわかった気がする。結論から書くと、焦ることもないので、いい個体と出会えればそのときに考えようと。前にも書いたように、昨年あまりにも欲しかったモデルをいくつか入手できたので、今は自分にブレーキをかけている。

いろいろなショップを回ったお蔭で、赤サブや赤シード、ミルガウス1019、手巻きデイトナ、エクワン1016など、多くのアンティークを見ることができ、良い機会であったと思う。段々と眼が肥えたのか、単に影響を受けたのか、オリジナルにこだわることの意味も少しはわかった気がする。後年に付け替えられているものは、それが針だろうと文字盤だろうと、どこかアンバランスというか、歪(いびつ)なのだなと。だが、いずれにせよ4桁はやはり私には敷居が高いようで…。

今回の文章は淡泊だが、密度の濃い日々であったと書いておく。ロレックスの持っていた世界観はやはりいいなと。多くの時計からそれは感じた。それは理屈ではない。理屈ではないから上手く表現することは難しいが、あえて書けば、完成に向かって途上していく力強さとでもいおうか。それは、今や高級宝飾メーカーに向かいつつあるロレックスが失ってしまった何か。いや意思を持って捨てたのであろう何かという気がするのだが、やはり私の筆力では上手く書けないようである。
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