GMTマスターⅡ16710ベゼル交換

珍しく間を置かずに更新。GMTマスターⅡのベゼル交換をやってみたので、今日はその記事を。まず用意するのはこじ開け。これはどこででも売っている物でよいが、つばが狭いものは駄目。それからセロハンテープ、当たり前だがGMTマスターⅡと交換用ベゼルインサートを。今回は先日入手した赤黒を黒ベゼルに交換。

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こじ開けに気休めのセロテープを。いよいよこじ開けをベゼルディスクとケース本体の間に差し込むわけだが、最初はやや躊躇するはず。ガキっと傷つけると結構傷つくから、心がですね。どこに差し込むかは人によっていろいろで、YOU TUBEを見ると、わざわざブレスを外して6時位置に差し込んだりしているが、私は竜頭のやや下4時ぐらいの位置に。押し込む際に一瞬何か神聖なものを侵すかのような気になる。だが心を鬼にグサッと。刃先をちょこっとだけ入れてやっても無駄。

はめこんだら上下にカクカクと。そうするとパカッと外れる。実にあっけない。これ本当に防水200メートル??と。

外れるのは、赤黒ベゼルインサートがはめこまれたままのベゼルディスク。図のスプリングとその下のプレートはそのままにしておいてよいが、今回はこのスプリングが外れてしまった。それは放置して、まずはベゼルディスクから赤黒ベゼルインサートを外すのだが、これは裏側から親指で力を入れてグイッと。ややコツが要る。パキっと外れる。ここの難易度が少しだけ高い。その状態が下の図である。いきなり丸刈りにしたかのよう。正式な名称は知らないので、便宜上このブログでは、写真の左上をベゼルインサート、その下をベゼルディスク、時計に立てかけてあるものをプレート、そして見えないがバネをスプリングと呼ぶこととする。

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スプリングが外れたので、これは記憶を頼りに元の位置に差し込んだのだが、この針金が実に弱弱しい。なおGMTはOKだが、サブ系は絶対にベゼルを逆回転させてはいけない。たぶんこのスプリングが曲がる。このあとプレートを一番下に装着、スプリングより下の位置。

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それからベゼルディスクをはめ込むのだが、ベゼル内径のギザギザの部分をスプリングの山のところに当てるようにしてはめ込む。これがずれると駄目。きちんとはまると、スムーズに回転が出来るので、一応正回転に回しながら確認する。下の写真でスプリングがギザギザにきちんとはまっているのが確認してもらえると思う(12時右上のあたり)。

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最後に新しい黒ベゼルをはめこむのだが、どうしてもどこか一箇所が浮いてきちんとはまらず、やや苦労した。ハンカチで時計の表裏を防御して指で押し込む。このときに気になる人は、ベゼルの三角と文字盤の12時位置をぴったりに合わすとよいが、ずれるとすべてやり直し。

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これで終了。終わってみるとどうってことはなく、10分もかかっていない。防水を確かめるためにすぐに水洗い。これで風防の内側が曇ったらアウトであるが、幸い問題無し。ということで、GMTマスターⅡ16710は黒ベゼルに生まれ変わって、以来日々私の腕に乗っている。ちなみに私が知る限り、M番に黒ベゼルはない(と思う)。おそらくは次期モデル116710LNが黒だったためではないかと。

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せっかくだからと最初に入手した16710の青赤を、今外した赤黒に交換してみることに。とても意外なことに、スプリングの形状と長さが先ほどとまったく違う。構造は同じなのだが。

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今度は更にスムーズ、最後のベゼルインサートの押し込みもまったく問題なし。なお、交換を繰り返すと緩みが生じるのではないかという不安を抱く人もいるだろうが、はめこんだ時のあの硬いパチン!という感覚からして、それこそ100回も行えば別であるが、年に数回レベルであれば、杞憂であると書いておく。

これでブレスの駒とクラスプ調整、ブレス外し、水洗い、裏蓋開閉、ベゼル交換と、少しずつ進歩。これらの行為は私にとっては、ロレックスを単なる装飾品から、時計を道具として扱うために必要なささやかな歩み。大切にはするが、過保護にはしない。ポリシー。

裏蓋やブレス外しはともかく、ブレスの駒調整ぐらいは自分でやったほうがよいと思う。わざわざ時計店や日本ロレックスに出向いてやってもらうほどのことではない。日ロレではネジ奥を接着剤で固めてくれるのだが、はっきり言ってそんなものは不要、私は月に1回はブレスを外して、普段使いしているすべての時計を洗浄しているが、その際に駒のネジが緩んでいないか確認しており、それで充分であるし、時計への愛着も増そうというもの。もちろん、自分の時計をどう扱おうが個人の自由であることはいうまでもない。

黒ベゼルに変えたら、GMTのカラーイメージのレベルはガタ落ちである、とやはり当初は感じた。だが、これを何日も身に着けているうちにその考えは変わり、今はこの黒ベゼルGMTの良さを実感している。この3色はそれぞれにまったく違う表情を見せ、これこそがGMTマスターⅡという時計の魅力であり、この時計に一歩近づけたかなと。そんなことを感じた、今回のベゼル交換であった。
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