アベノミクスの今だからこそ

前回の記事で気持ちが落ち着いてしまい、ここ数日は時計から離れていた。今日久しぶりにネットで各ショップを訪問して、その高騰ぶりに思わずウムムムムと。益々騰がっているではないか。デイトナのP番が200万近いって、これはリーマンショック前に近づきつつあるわけで、では我々の暮らしぶりはどうなのか。よくなっているか。金融緩和による円安誘導、それによって躍進した輸出企業などどこに存在するのだろう。明らかに政策ミスだと思うのだが。週末だった昨日深夜、都内繁華街ではタクシーは空車だらけ(景気のバロメーター)だった。

まあ政治の話は置いておくが、こうやって並行価格が上がると中古やヴィンテージ物も上がっていくわけで、実は一番ワリを食っているのは、それほど金満ではないロレ好きたちである。うなるほど金がある者にとっては、時計が20万、30万騰がろうがどうってことはないし、たぶん100万円の時計がいきなり150万円になっても気にしない。我々とは生きている土俵が違うので。だが依存症的な中産階級のロレ好きは、価格が上がろうがやはり手を出すのだが、それは気にしないのではなく、すぐに麻痺してしまうから(私も)。欲望の発露はそうそうとめられるものではない。

つい数ヶ月前まで110万ぐらいの16520A番が、今はジャックさんあたりで130万円台後半。GMT16710だと10年落ちでも60万円近くまで上昇している。多くの人の心理にあるのは、この先もっと騰がるのではないかという思いだろう。欲しければ買う、それはそれでよいと思う。問題は心底からなのかどうか、そこは自らに問うたほうがよいと、こんな高騰状態にある今だからこそ私は強く強くそう思う。

何度も書いてきたミルガウス1019というモデル。250から350ぐらいの価格帯。心底欲するのであれば、私は色々な物を売り払ってでも金を作り500万の値付けでも買う。私はそういう人間。だが、そうしないのは心底欲しいわけではないから。出来れば欲しい時計という位置づけ。その上で私のあの時計への価値としてはせいぜい120万ぐらいである。1019のプレミアム価格はこのモデルの生産数の少なさによるものであり、そのこと自体は私の預かり知らぬことであり、私のこの時計へのvalueと実勢価格に差があり過ぎるので私は買わないだけのことである。そうやって、私は自分の欲しい個々の時計への自分の値付けをある程度は持つことにしている。

欲しいモデルではないが、ディープシーというモデルはあのスペックを考えると今の定価でも(私は)納得する。130ぐらいまでなら出すと思う。現行デイサブで70万円、新シードで80万円。デイトナなら100万円。これが現行新品への私の価格感。何度も書くが、それが心の底から欲しいモデルなら、3倍の値付けでも買うということ。正しいとは思っていないが、世の流れに流され過ぎないよう、自分の軸としてそういう感覚を持つようにしている。

先日、ある人から尋ねられて奨めたのは5桁16610デイト付き黒。数が多かったせいで変なプレミアも付いてはおらず、比較的いい値段(50万円台)で買えることと、多くの個体から選べる選択肢の広さが魅力的。ノンデイト14060Mよりもここ数ヶ月の上昇度は落ち着いているように思える。やや古いシリアルで程度のよいものを安く買って、すぐに日ロレOHが鉄板かと。アベノミスクによる価格暴騰のいま、私のおすすめロレックスである。

私はひとつだけ、いつかはと思っているモデルがある。それについて書くことはしない。赤シード?225タキ?手巻きデイトナ?極上ミラーダイヤル?フフフ、誰だってライバルは増やしたくないべさ(なぜ訛る?)。ギャラ付き&状態よしで350までなら出す。が、堂々と書くが今はそんな金はない。幸い私の細かい条件に適うブツも出ていない。ないないづくし夢と憧れのモデルとして、今は手持ちを楽しみながらコツコツと金を貯めようかと。10年以内に買えればいいべさ。
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