ヴィンテージ時計について(&ライジングタイムさん訪問記も)

これを書いたのは先週の日曜日。一週間温めて(放置して)の掲載。

今日は好天の休日。ロレ好きの古い知り合いとやや早い時間のランチ&時計談義を。彼と交わした会話を受けて、今日は久々にヴィンテージ系のネタ。先日、“OYSTER JUNKY WEB”のことを書いた流れもあるし。ヴィンテージロレックスはそろそろ曲がり角ではないかという内容。自分で言うのも何だが、私はヴィンテージにハマる資格じゅうぶんだと今も思っている。現に今でも海外のサイトで読みふけるのも、ebayでの検索も、もっぱらヴィンテージロレックス。ひとつしか所有しないド素人の私が書くのもたいへんおこがましいが、私は今でもヴィンテージロレックスが大好きだ。だが、そんな私ですら入り込めなかった要因が、その曲がり角の向こう側にはある。

このブログで長大なサブの記事をアップした頃がヴィンテージにはまった時期のピーク、当時はヴィンテージに対する憧れのような気持ちにからめとられ、とにかく夜毎はネットで、週末は店を訪問して、変な言い方だが熱心に勉強していた。大阪のクォークさんに赤サブやミルガウス1019を見に行ったり…、そうそう!、記事にまだしていないが秋田のライジングタイムさんにも行ったのだ。まずい、忘れてたな。せっかく思い出したので、ちょっと寄り道をしてそのことを書いておく。

西に赤サブや赤シードが出れば行き、東にミルガウスがあると聞けば出向いてこれいくら?と、雨ニモ風ニモ負けていなかった昨年のいつか。いやもう、当時はあまりにも色々なところに行ったので、ひとつひとつを明確に覚えていないのだ。ライジングタイムさん訪問は赤サブ目的だった。秋田県の大曲まで行ったのだ。HPに100万円以下の赤サブが出ていて、実物を見たくなって金曜日の夜に東京を発った。当たり前だが秋田ってすごく遠い。東海道新幹線とは趣がまったく違う。ここはマジで新幹線が止まるのかというさみしい駅に夜中に着き、駅前には何もなく、さらに着いた宿がコンクリート壁むき出しで、窓がなく、ここはアジアのどこかかという侘しさ。バッグに金も入ってるし。書いていると色々なことを思い出すな。早く寝てしまおうとふとんを被って早々に就寝、翌朝に近くの定食屋から取り寄せてくれた500円の朝食、これがびっくりするほど旨かった。熱々の大きなおにぎりと味噌汁、鳥のから揚げとたまご焼きと漬け物。これだけでまた同じところに泊まりたくなるほど。どんな高級なホテルの朝食もかなわない。写真を撮り忘れたことが悔やまれる。それから歩いてライジングさんへ。季節が良かったから秋口ぐらいだっただろうか。お店の外観写真は確か撮ったので後で探してアップしておく。小さいがとてもキレイなお店であった。店長(たぶんオーナー)の佐藤さんとは、この趣味に顔を突っ込んだ最初の頃に、GMT16710Z番のキャリバー3186をここから買っている(通販)ので初めてというわけではない。HPで顔出しされているあの方。写真以上にインデックスの焼けが濃く、結局、その赤サブは買わなかった。他に…、ああ!ああ!思い出した。まあ、もう書くのはやめておこう(笑)。有名な大曲の花火は、このお店の2階からよく見えるらしい。その時期に是非おいでください、お酒でも飲みましょうとありがたい言葉をいただいたが、さすがにその時期に訪問して2階から花火を見るのは厚かましいなあと。お勧めの店である。

話を本題に、というか、今日はライジングさんネタにすればよかったと今は後悔しているが、流れでこのまま行く。主としてマーケットに出回る4桁は1960年代から70年代にかけてのモノ。これらは生産からほぼ半世紀が経とうとしており、やはりどうしてもメンテナンスの問題が大きく立ちはだかってくる。実際のところ手巻きデイトナやcal.1530系のサブ、ミルガウスなどは正規メンテ終了である。cal.1560(古いエクワンなど)も多分受付不可。熟練者はいいと思う。メンテのネットワークもあり、ある程度真贋を見抜く眼を持っている人は。ただ市場というものは新たな参入者がいないと、拡大しないどころか急速にシュリンクしてしまうもので、曲がり角と書いたのはそういう意味である。

私は自分で入手し、どうせオールニューするのだからと、赤サブのブレスを外し裏蓋も開けた。だが、私には真贋はおろか、ムーブをはじめとする個体としての良し悪しはわからない。社外パーツが使われているかもしれないことも含め、私のような初心者にとってやはり日ロレにメンテに出すというのは、古い時計にこそ必須のこととなる。それが受付終了となると…。高額だということもあるが、好きなデザインのミルガウス1019を完全に射程から外したのはそういう思いから。私には無理だなあと。多くの初心者や素人さんの多くは私と同じような感覚を持つのではないか、そしてこれから先どんどん取扱い不可の個体が増えていく現状に対して新しい層や世代が入ってくるのかどうか。私は今の価格感では厳しいと感じている。高いわ不安だわでは初心者は怖くて入っていけない。それだったらまだ5桁や現行のほうに向かうだろうと。

だが逆の見方をすれば、現行がバカみたく高価に、そしてやたらと豪華&華美になった今、ヴィンロレが大きなビジネスチャンスの時期を迎えていることも又事実。それを「ロレックス・ヴィンテージ組合」に対して声を大にして言いたいのだが、そんな団体が存在しないので仕方なくここで書いている。敷居や価格を少し下げれば、現行に飽き足らない(不満を抱く)層の流入が見込めるからなのだが、「一緒になって価格を上げたら駄目だべ、駄目じゃん」、と横浜風に。ついでに「一緒になって価格上げたらアカンやん」と大阪風にも書いておく。とても強調しておきたいこと。5513あたりが50万前後のマーケットを形成したら、そしてメンテの強固なネットワークを整えれば、ちょっとおもしろいのに…などと妄想。

ヴィンテージに詳しい人のWEBやブログはすごく面白いし為にもなるのが、初心者には難しいというか、ある前提をすっ飛ばしているために敷居が高いものが多く、私のような変態的な者がヴィンロレにはまっていって、あれやこれやの失敗談とともに経験を重ねていく過程をブログで綴っていけばそれなりに意義もあったと思うが、私は残念ながら入口から引き返してしまった。

それでも私にはいつか5512を入手してオールニューしたいという思いもある。理由はまだメンテもオールニューも受け付けているから。しかも、5513は駄目だが5512はフチ無しの文字盤で交換してくれる。それなら針も新しくする。そういう亜流でしか私はヴィンテージとは向き合えそうもないが、リベルタスさんでよく出てくるブラウンに変色した1016とか、すご~く欲しいという本音あり、あれだったらオリジナル維持だよなあと、また矛盾することを書いたりもする。要するに悩ましいのだ。こういう記事を下書きに入れて数ヶ月放置したら、その数か月後にはアップする気持ちが失せたり、気持ちが変わったりするというのが冒頭に書いたこと。予定以上に長文となってしまった。今日はこの辺で。

risingtime.jpg
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