エクスプローラーⅠ~114270

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リリース時計第3弾。エクスプローラーⅠの114270。この時計はすばらしい。この36mmというサイズと100gちょっとという軽さは、自分にとってはジャストフィットである。エアキングの34mmでもいいが、やはり36mmが自分の腕周りにはベスト。今でもこの時計を手放した自分の決断には驚く。

探検家を意味するこの時計は一般的にはスポロレの位置づけだが、日付表示(探検家には大事だろう)をはじめ、ほとんど何の機能も付いていないことから、個人的にはロレックスのスポーツ系というよりはカジュアル時計と認識している。

何度も書いているが、吉祥寺のDUELで手に取ったときのあの感動は忘れられない。この時計の究極的なまでのシンプルさにはある種の“美”を感じたほどだ。知り合いが1016を所有しているが、これもまたすばらしく、どうも私はエクスプローラー・シリーズが持つ雰囲気や個性がとても好きなようである。

だが新型214270は駄目。単にケース径を大きくし、針はそのままのサイズというのは、いくらアバウトなところがあるロレックスにしても、これは受け入れがたい。基本的に長針は分を表す印字にギリギリ届く長さが普通であるし、視認性からもそうあるべきなのだが、この新型エクスプローラーはたぶん前の114270と同じ針を使っているのではないかと思われ、長針の先は印字にまったく届いていない。天下のロレックスがそんな不精なことをするのかと訝る人もいるかもしれないが、そういうところのあるメーカーだと思っている。それでも視認性が増すとか、デザインがよくなったのならともかく、その逆な結果だけに、私はこの新型には魅力を感じない。所有し愛好している人には不愉快な文章で誠に申し訳ないのだが。

世界的な傾向で時計の大型化が進み、それに対応したのだろうが、エクスプローラーは超然と36mmのままであって欲しかった。あのシンプルさ、軽さ、それでいて何ともいえない颯爽とした格好よさ。本当にいい時計だと、手放した今もつくづく思う。あえて難点を書けばブレスだろうか。中空で高級感がまったくないことと、6時側の駒が5つまでしか外せないため、腕の細い者が装着すると、小指の側に時計が落ちる。ちなみにそのあたりのことは今の6桁モデルのブレスでは改良されている。だが、そのチープさも、この時計にはそれが合っているというか、そういうところも含めて、不思議な魅力に溢れた時計だった。

もしもこの先エクスプローラーⅠが36mmに戻ることがないのならば、程度がよく高年式の114270には、将来にわたって高い価格がつくに違いなく、Gシリアルのデッドストックなら、もう少し寝かせておいてもよかったのでは?などというヨコシマな思いもなくはない。それ以上に、これだけ好きなモデルを手放したことへの後悔も多少はある。だが時計を売るっていうことは、多かれ少なかれそういうものだろう。一度は強烈に好きになって手に入れたものなのだから。そう考えると、それはまるで男女の関係にも似て、自分は多情な男であるなあと思ったりもする。

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