時計は回るよグルグルと

かつて私はロレックス好きというのは数えきれないぐらいの数の人がいると思っていた。コアからグレーゾーン、そして初心者まで含めると、それこそ数万人、いや数十万人はいると。だが、今私は自分のその感覚を大きく下方修正している。実はすごく少ないのではないかと。なぜそう思うかというと、どうも少ない数の人が、少ない数の時計を頻繁にぐるぐる回しているとしか思えないからだ。

以前の記事で、私が過去に手放して後悔していた個体をあるお店で偶然に発見し買い戻した話を書いた。当時の私は、この広い日本のマーケットで果たした再会を「奇跡」だと思っていたのだが、昨年10月に店をやってから、過去に私個人が手放した時計が2本、買取りで入って来たという事実がある。見覚えあるなあと思ってシリアルを確認したらビンゴである。私が過去に数百本のロレックスを売り買いしてきたならわかるが、開業前の私が数年間で買って手放したロレックスなどたかが知れている。手放したそのうちの合計3本と妙な再会を果たしたこと、これをどうとらえるべきか。

つまり、非常に少ない顧客が、これまた少ない個体をぐるぐると回しているというのが私のあまり当たって欲しくない見立てなのだ。過去に私が購入し手放した時計というのはどれも市場ではなかなかのモノばかりだ。こう書くと自慢のように聞こえてしまうかもしれないが、まあ事実だ。そういう個体は、日々情報をキャッチしようと餓狼のごとくネットを徘徊する(そうは多くない)ロレマニアたちが買い占め、それらをこれまた飽きっぽい(失礼!)ロレマニアが数年単位、時には数か月単位で手放し、それをまた別の狼がゲットするという構図でグルグルと回っているのではないか。

つまり、はっきり書くと、コアなロレ好きの数は実は少ない。そして、決して若くはなく、少々書きづらいが、、、彼ら、つまり皆さんはとても飽きっぽい。更に書くと、新しい時計を買う際に結構な頻度で手持ちを手放す。そういう少数の、ロレックスがめっちゃ好きだけど、すぐに飽きてしまう人々によって時計がグルグルと回り、中古ロレックスというマーケットが成り立っているのではないかと見立てた。実際のところコアは700人ぐらいしかいないのではないだろうか(笑)。いやもちろん冗談である。冗談だからわざわざ(笑)と書いた。700人なんて少なすぎてシャレにならない。たが、ではその10倍の7000名いるとオマエは本当に思うかと聞かれたら、とてもじゃないが「いる」とは断言出来ないな。まったくその実感はない。小野さんとこもいつも常連さんが買っていて、「初めてのお買い上げありがとうございました」の記述は滅多に見ない。同業の新着時計には「あれ、この個体は先日…」というものが結構多い。やっぱりグルグルなのではと思うが、まあそれならそれで良いし皆で仲良くやっていこうではないか。結局のところ、あなたも僕もキミも俺もみんな変態なのだから。
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